テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 輝く星の、歌声を。 ~

2023-07-21 22:10:06 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あッ! あかとんぼッ!」

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!高速飛行だね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 トンボたちよ秋を連れてきておくれ、

 いやもういっそ冬になってもいい、と溜め息しながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 星屑 ――

 

 

 著者は村山由佳(むらやま・ゆか)さん、

 2022年7月に発行されました

 表紙の題字の、メタリックな箔のようにキラキラと輝く

 《スター誕生》物語です。

 

「じだいはァ、ちょッとォむかしィ~!」

「ぐるるがる!」(←訳:昭和の日本!)

 

 おそらく、1980年代のいつか、でしょうか。

 今と同じく日本の音楽界は

 東京を中心に回っていましたが。

 

 大手音楽プロダクション《鳳プロ》のマネージャー、

 樋口桐絵(ひぐち・きりえ)さんは

 新幹線で福岡へ向かっています。

 桐絵さんの目的は――

 

   忘れられない少女がいる。

 

   博多のライブハウスで聴いたバンドの、あの音。

   ヴォーカルの女の子の、あの歌声。

 

   彼女に訊ねてみたい。

   東京に出てくるつもりはないか、と。

 

「わおおゥ! すかうとォ、でスかッ!」

「がるるぐる!」(←訳:スゴイねえ!)

 

 スカウトなんて、芸能プロダクションのマネージャーさんなら

 ごく普通のこと……ではありません。

 

 実は、《鳳プロ》では既に決まっていたのです。

 近々、ある女の子をデビューさせるということが。

 

 その女の子――真由(まゆ)さんは、

 芸能活動経験アリの両親を持ち、

 幼少時から歌唱のレッスンを受け、

 容姿にも優れていて、

 つまりは“サラブレッド“な超逸材なのでした。

 

 そんな新星と、

 博多の女の子――ミチルさんとでは、

 比べるまでもないはず、ですけれど。

 

「かんがえればァ、かんがえるゥほどォ~」

「ぐるがるるる!」(←訳:諦め切れない!)

 

 いつかこの手で輝く星を、

 《スター》を育ててみたい。

 桐絵さんの必死な願いは叶うのか。

 ミチルさんと真由さん、

 ふたりの少女の未来は、

 明暗どちらへ行き着くのか。

 

 これは映像化してほしいなぁと感じさせてくれる

 輝かしくも雄大な物語を、

 夏休みの読書タイムに、

 皆さま、ぜひ~♪

 

 

コメント
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