テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 冒険の森路 ~

2025-01-16 22:03:41 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はふふゥ、こごえるゥ~ッ!」

「がるる!ぐるがっるぅる!」(←訳:虎です!耳が凍っちゃう!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 気温が低く、気圧は下降気味……

 気持ちも沈んでゆきそうな日の読書タイムは、

 ぷふふっ♫と笑ってしまう作品に登場していただきましょう。

 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― ギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつ ――

 

 

 著者はヒグチユウコさん、2024年10月に発行されました。

 『せかいいちのねこ』『ラブレター』他の絵本作品や画集、

 『映画とポスターのお話』など映画関連書籍と広告、

 グッチとのコラボデザインなど、

 ジャンルを超えて大活躍大人気のヒグチさんが、

 この御本で挑むのは――

 

「あどべんちゃァ、なのでスゥ!」

「ぐる!がる!」(←訳:探検!冒険!)

 

 深い森のいずこかに棲むという、

 《まぼろしのどうぶつ》を探索する冒険。

 

 その冒険旅行に出立しようとしているのは、

 キミたちも充分に謎の動物じゃない?

 と四方八方からツッコミが聞こえてきそうな、

 稀少生物『ギュスターヴ(Gustave)』くん。

 

 頭部はネコ、

 腕はヘビ、

 足はタコ。

 

 ニャンコそっくりの可愛いルックスをしているので、

 大抵の愛猫家さんはコロリとやられてしまいますが、

 ”猫に似ている事を利用して悪事を働く”とも謂われる、

 摩訶不思議なる生きものです。

 

 現在、個体数が発見&確認されている『ギュスターヴ』くんは、

 たったの10体……!

 自分たち自身がたいへん稀少なアニマルであることを顧みず、

 足取り軽く、いえ、タコ足取りも軽く、

 一行は森を目指しました。

 

「やッほォ~♫」

「がっるる~!」(←訳:やっほほ~!)

 

 森のキノコさんたち、お花さんたちから

 目撃譚を引き出し、

 案内されて、進んでゆくと……

 

 いた!

 いましたよ!

 

 あれが、

 世を騒がせる《まぼろしのどうぶつ》――

 

 フィッケルぺルネンクス!

 

「ふぃッぺくゥ~?」

「ぐぅるるる???」(←訳:フィクププ??)

 

 人間界には知られず、

 ひっそりと、

 でも、のびのび、のほほんと

 森の生活を謳歌している

 フィッケルぺルネンクス。

 

 ギュスターヴくんたちと

 フィッケルぺルネンクスたちが出逢ったら、

 いったい何事が……?

 

「ちゅッ、ちゅういほうゥ~!」

「がるぐるるる~!」(←訳:いや警戒警報~!)

 

 森のいきものたち、

 ギュスターヴくんたち、

 そしてフィッケルぺルネンクスたち。

 

 まぼろしのイノチを

 確かな画力で此の世に現出せしめる

 画家・ヒグチさんの絵本は、

 年齢を問わず、

 全活字マニアさんにおすすめですよ。

 ぜひ、ギュスターヴくんたちと一緒に

 冒険の旅へ出掛けてみてくださいね~♪

コメント
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