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木枯らし吹く11月になっちゃいましたね~、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでござるゥ~♪」
月は変わりましたが、
前回に続いて京都にまつわる御話などいかがでしょうか?
はい、本日ご紹介いたしますのは、こちらで~す!
―― 怖いこわい京都、教えます ――
著者は入江敦彦さん、’07年9月に発行されました。
京都に生まれ、京都に育った入江さんが
暗い御座敷でそ~っと語ってくださるのは……
あらっ? どうしたのテディちゃ?
顔色が、いえ、クマ色が悪いですよ?
「いいえッ、な、なんでもないィのでスゥ~!」
そう? じゃ、先に進みましょうね。えへん。
『千年のミヤコには千年かかって凝った澱のようなものがある』――
入江さんは述べています。
その《澱(おり)》が、恐怖、なのだと。
入江さんが見出す恐怖は、
よく知られてガイドブックに載っているような、
昔むかしにお寺社で起きた怪異の痕跡、等とは少し違います。
現在もじわじわと進行中の、
或いは、息づかいが聞こえてきそうな、
京都の町や人と今も共存している、何か……。
「……ふァ~、な、なるほどッ」
例を挙げれば――
鴨川の河原でカップルが必ず等間隔に座っているのは、なぜ?
「えッ、あうゥ、な、なぜェでスかッ??」
答えを知って、東京・多摩生まれ多摩育ちのネーさは唖然です!
そんなことが?
ああ怖い!
河原でのデートって、実はもう命懸け、
いえ、なんとも恐れ知らずな挑戦だったんじゃありませんか!
しかし……
知ってしまった以上、
もうあの場所には座れそうにありません……。
「ひィィッ! こッ、こわいィ~ッ!」
さらには、京都にもあるんですね、
怖い噂がいっぱいのトンネルが。
そして、地元の人も避けるすたれた小道や、坂、
ぽつりと取り残された古い蔵……
京都御苑内の、自転車の轍跡にさえ秘密が……。
「むぎゃうゥッ!」
やさしく平明な、著者入江さんの語り口。
それゆえ恐怖は募り、また同時に癒されます。
故郷=京都への入江さんの愛情が、
この御本を単なる怪異怪談集ではなく、
より高みに引き上げているかのようです。
京都というのは、こういうところなんです。
ええ、こわいけれど、
その怖さが愛らしくもあるでしょ?――と。
「そそそッ、そォでスねッ」
狸も狐も、天狗も鬼も、
目に見えるもの見えないものも、
そして人間もが、
ごく普通に暮らしている京都のほの昏い街角へ、
さあ読書好きさん、ぜひ御一緒に!
「もぷゥ~ッ! もゥやだァ~ッ!!」 (←ついに脱走!)
あらー、テディちゃ?
これは、ほんの序の口だっていうのに……ふっふっふっ……。
「みぴィ~~ッ!」 (←何処からか悲鳴が……?)
「こんにちわッ、テディちゃでござるゥ~♪」
月は変わりましたが、
前回に続いて京都にまつわる御話などいかがでしょうか?
はい、本日ご紹介いたしますのは、こちらで~す!
―― 怖いこわい京都、教えます ――
著者は入江敦彦さん、’07年9月に発行されました。
京都に生まれ、京都に育った入江さんが
暗い御座敷でそ~っと語ってくださるのは……
あらっ? どうしたのテディちゃ?
顔色が、いえ、クマ色が悪いですよ?
「いいえッ、な、なんでもないィのでスゥ~!」
そう? じゃ、先に進みましょうね。えへん。
『千年のミヤコには千年かかって凝った澱のようなものがある』――
入江さんは述べています。
その《澱(おり)》が、恐怖、なのだと。
入江さんが見出す恐怖は、
よく知られてガイドブックに載っているような、
昔むかしにお寺社で起きた怪異の痕跡、等とは少し違います。
現在もじわじわと進行中の、
或いは、息づかいが聞こえてきそうな、
京都の町や人と今も共存している、何か……。
「……ふァ~、な、なるほどッ」
例を挙げれば――
鴨川の河原でカップルが必ず等間隔に座っているのは、なぜ?
「えッ、あうゥ、な、なぜェでスかッ??」
答えを知って、東京・多摩生まれ多摩育ちのネーさは唖然です!
そんなことが?
ああ怖い!
河原でのデートって、実はもう命懸け、
いえ、なんとも恐れ知らずな挑戦だったんじゃありませんか!
しかし……
知ってしまった以上、
もうあの場所には座れそうにありません……。
「ひィィッ! こッ、こわいィ~ッ!」
さらには、京都にもあるんですね、
怖い噂がいっぱいのトンネルが。
そして、地元の人も避けるすたれた小道や、坂、
ぽつりと取り残された古い蔵……
京都御苑内の、自転車の轍跡にさえ秘密が……。
「むぎゃうゥッ!」
やさしく平明な、著者入江さんの語り口。
それゆえ恐怖は募り、また同時に癒されます。
故郷=京都への入江さんの愛情が、
この御本を単なる怪異怪談集ではなく、
より高みに引き上げているかのようです。
京都というのは、こういうところなんです。
ええ、こわいけれど、
その怖さが愛らしくもあるでしょ?――と。
「そそそッ、そォでスねッ」
狸も狐も、天狗も鬼も、
目に見えるもの見えないものも、
そして人間もが、
ごく普通に暮らしている京都のほの昏い街角へ、
さあ読書好きさん、ぜひ御一緒に!
「もぷゥ~ッ! もゥやだァ~ッ!!」 (←ついに脱走!)
あらー、テディちゃ?
これは、ほんの序の口だっていうのに……ふっふっふっ……。
「みぴィ~~ッ!」 (←何処からか悲鳴が……?)
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