テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 創って、作って、送り出す ~

2021-10-06 23:14:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 だるゥ~いィ~…」
「がるる!ぐるる~…」(←訳:虎です!頭痛が~…)

 こんにちは、ネーさです。
 2回目のワクチン接種は24時間前……
 副反応は、そこそこつらくはありますが、
 カロナール(解熱鎮痛剤)で乗り越えることにして、
 さあ、安静にしながらの読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  


 
     ―― 民王(たみおう) ――



 著者は池井戸潤(いけいど・じゅん)さん、
 単行本は2010年に、
 画像の角川文庫版は2019年に発行されました。

 先日は、シリーズ続編となる最新刊
 『民王 シベリアの陰謀』を、
 また、ずっと以前に
 『民王』単行本版をも
 既に御紹介しているのですけれど。

 今回、
 あらためてこの『民王』文庫版に
 注目していただきたい理由は……

「これェでスゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:これこれ!)
 
  

 《解説は 高橋一生さん!》

 文庫の帯に記されている
 この一文が決め手です!

「かいばらァさァ~んッ!」
「がるぐ~る!」(←訳:茂平さ~ん!)

 『民王』がドラマ化された折、
 政治家・武藤泰山(むとう・たいざん)さんの秘書
 貝原茂平(かいばら・もへい)さんを演じたのは
 高橋一生さんでした。

 名前は古臭いが32歳になったばかり、
 政治家志望で、
 いずれ、どこかの選挙区から
 国政に打って出るであろう男だ――

 と、泰山さんのおぼえも目出度く、
 実務処理に長ける貝原さんを
 高橋さんは見事に創造し、
 大人気となりましたよね。

「ぶらぼォ~!」
「ぐるがる!」(←訳:拍手拍手!)

 ドラマ『民王』が放送されたのは、
 2015年。

 当時の思い出を織り交ぜながら、
 高橋さんが著したのは、
 巻末の、

 『解説 《原作もの》なら、任せてください』。

 《原作もの》と呼ばれるジャンルの、
 小説やマンガを原作にした
 TVドラマ、映画に出演する場合、
 俳優にとっての
 《原作》の位置づけは?

 どういう心づもりで
 撮影現場に入るのか?

 『民王』という作品が、
 いかにして
 高橋さんたち俳優さんの
 血肉になっていったか。

「ほわわァ~、なァるほどォ!」
「がるるぐるる!」(←訳:これが舞台裏!)

 ドラマ制作の裏側と、
 演じることの裏側を、
 ひっそり教えてくれる
 高橋さんの『解説』は、
 ごく短い文章ではありますが、
 《民王》シリーズファンの方々は
 期待に胸躍らせるに違いありません。

 なせなら高橋さん、
 秘書・貝原さん役を
 再演する気満々なんです♫

「うれしィ~!」
「ぐっるるるる!」(←訳:待ってました!)

 ドラマファンの方々に、
 高橋さんのファンの方々にとっても
 必読のこの『解説』、
 注意していただきたいのは、
 角川文庫版の
 『民王』にのみ収録されている点です。

 『民王』文庫版は、
 文春文庫版も刊行されているのですが、
 そちらには
 高橋さんの『解説』は載っていないので、
 間違えないでくださいね。

 では、
 作り手さんの側からの
 現代版《とりかえばや物語》の心意気を、
 皆さまも、ぜひ♪
 
 
 
 
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