「こんにちわッ、テディちゃでス!
むゥ! またまたァ~やッてきましたでスねッ!」
「がるる!ぐるるがっるぐる~!」(←訳:虎です!今回もヒット確実~!)
こんにちは、ネーさです。
はい! いまや本屋さんでも定番の、
大人にも子どもにも大人気の、あのシリーズ!
最新の2024年版といえば……
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― まだまだ ざんねんないきもの事典 ――
著者は今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん、
2024年4月に発行されました。
『おもしろい!進化のふしぎ』と副題が付されています。
《ざんねんないきもの事典》シリーズの9冊目となる、
この御本では、
◆見たことがないざんねんな生態
◆もう見ることのできない、
いなくなったざんねんないきものたち
を中心に、
『すごい』と裏表になっている
『ざんねん』を探しにゆきますよ。
「あッ! これこれッ! これでスゥ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:早々に真打登場だよ!)
ここ数年で知名度が急上昇、
グッズを販売すると売切れになり、
カプセルトイやフィギュアにもなり、と
大人気を博しているのが、
ハシビロコウくん。
そもそもは中央アフリカの水辺に棲む、
全長1.5メートル程の鳥さん……なんですけど、
川や池の浅瀬に立つハシビロコウくん、
動かない……何時間もじっとして動かないので、
置物か、作り物か、と思ってしまうんですよね。
「のんのんッ! ちがいィまス!」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:やる時はやる子だよ!)
ええ、そうなんです。
水底から、待ちに待った標的――魚が上がってくると、
ハシビロコウくんもサッと素早く動いて、
魚をキャッチ!
動画サイトなどでは、その
”ハシビロコウくんが動いた!食べた!”映像が
やっぱり大々人気!
バズることもしばしばです。
しかし、実はもうひとつ、
見逃せない”ハシビロコウくんの動き”があって、
それは、
アクビ。
「……あくびィ?」
「ぐるるがるるる?」(←訳:アクビするんだ?)
疲れた時など、ハシビロコウくんも
大きなアクビをするのだそうです。
するとその時、
ぱくッと開いた口の中に見えるのは
ピンク色の奇妙な物体で、
その正体は……
背骨。
そう、ハシビロコウくん、
首をすぼめて口を大きく開けると、
のどにある袋が内部から
背骨に押されて、
口から出ているように見える……
って、どういう構造になってるの、それ?!?
「わッかんないィでスゥ!」
「がるる~…!」(←訳:謎生物~…!)
アクビが終わるとね、
背骨は元通りになる、んですって。
これは、なんというか、
『ざんねん』というより、
”トランスフォーマー的な何か賞”をあげたい感じだわ。
「もッとォしりたいィ~はしびろこうゥ!」
「ぐるるるがるるる~!」(←訳:定点観測したいね~!)
他にも、
《ヘビは自分のしっぽを間違えて食べがち》
《ウサギは上手に寝転がれない》
《オカヒジキは秋になると転がりながら旅に出る》
と、奇妙千万な『ざんねん』情報がずら~り。
ちょっと泣けてしまうのは、
『いなくなったざんねん』という、
絶滅した恐竜たちについての章です。
かつて地上を闊歩した巨大生物たちも
それぞれ『ざんねん』を抱えていて、
それは歯周病であったり、
重過ぎる頭であったり、
潜水病や腰痛であったり……。
「ふむゥ! それはァ、ほとんどォ~」
「がるるぐるるがる??」(←訳:人間の世界と同じ??)
いつの時代も世界に絶えることのない、
『ざんねん』。
ホントなのそれ?
ウソでしょお?
等々にぎやかにツッコミを入れながら、
夏の読書タイムに、
皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
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