テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 愛猫家画師、描きに描く ~

2017-03-11 22:07:57 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「もうゥ、ろくねんッ?」
「がるる!ぐるがる?」(←訳:虎です!まだ六年?)

 こんにちは、ネーさです。
 また3月11日がやって来ました。
 あの日の出来事を、いまもはっきり思い出せます。
 もう二度と、あのような災害が、喪失が、
 この国を・世界を襲うことがありませんように……と
 祈りを捧げる一日でした。

 そんな一日の日暮れ刻には、
 さあ、肩のチカラをちょっと抜いて、
 読書をサボり、展覧会情報を、どうぞ~♪

  



           ―― 歌川国芳 ――



 東京都府中市の府中市美術館にて、
 会期は2017年3月11日~5月7日(月曜休館、ただし3/20と5/1は開館し、3/21は休館)、
 『21世紀の絵画力』と副題が付されています。

「わきゃッ! これはッ!」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:躍動してるぅ!)

 そうね、歌川国芳(うたがわ・くによし)さん(1798~1861)は、
 江戸後期、いえ、はっきり言っちゃうと
 幕末の時代を生きた画師さんです。

 北斎さん(1760~1849)より、
 もうひと周り遅く生まれた、っていう感じなんですけど、
 分かりやすい二人の違いは――

  

「むむッ? もしかしてッ??」
「がるる?」(←訳:色合い?)

 ええ、そうなのよね、
 敢えて大雑把にくくってしまうと、
 北斎さんの画には《青の美しさ》が、
 一方、国芳さんの画には《アクセントの赤》が
 際立っています。

「じだいごとのォ、はやりィすたりィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:技術力とか!)

 画師さんが活動した年代、
 どんな色が流行していたのか、
 新色が開発された、
 高価でレアだった顔料が海外からお安く輸入され始めた、
 などの事情が、
 北斎さんの《青》と
 国芳さんの《赤》を決定づけました。
 
  

 《赤》を効果的に用いて、
 国芳さんは独自の、
 躍動感に富んだスペクタクルな浮世絵を製作します。

「おばけェ!」
「がる!」(←訳:怪物!)
「やくしゃえッ!」
「ぐるる!」(←訳:名所図!)

  

 さらには、以前に御紹介しましたね、
 国芳さんてば愛猫家さんでしたから、
 ニャンコにゃんこニャンコの《猫》だらけ♪な作品も
 嬉々として描いています。

「ごろごろォ~♪」
「がるぐぅる♪」(←訳:ごろにゃん♪)

 この展覧会では、前期3月11日~4月9日と
 後期4月11日~5月7日に分け、
 国芳さんの作品約240点と、
 丸山応挙さん他江戸期の画家さんの作品も展示されます。

 《2度目は半額!》という特典がありまして、
 観覧券を購入すると
 2度目は半額になる割引券がついてくるそうですよ。

「うれしィ~おとくッ!」
「ぐっるーがる!」(←訳:ラッキーだね!)

 講演会、スライドレクチャーなども予定されていますので、
 詳細を美術館HPで確認の上、お出掛けください。

 なお、この展覧会は府中市美術館オリジナルの企画展につき、
 他美術館への巡回はない、のだとか。
 国芳さんのファンの方々は、
 ぜひ、見逃さないでくださいね~!




    さて、週末のオマケ画像も、ここで!
   
    『不二家』さんの
    《カントリーマアム 梅もち風味》……
     えっ? 梅っ?
    「うめもちィ??」
    「がるぐっるー?」(←訳:梅とクッキー?)
    セブンイレブンさん限定のお品らしいわ!
    限定って言葉にくらくらっと来ちゃった御方は、
    「さがしてェみてねッ!」
    「ぐるるる!」(←訳:お早目に!)


    津々浦々、山の彼方も海の彼方も、
    どうか、穏やかな休日となりますように。


 
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4人に、いま脚光を!

2017-03-10 22:12:38 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐすすんッ、さみしィ~でスよゥ~!」
「がるる!ぐるーるるるっ?」(←訳:虎です!新シーズンはっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 今シーズンの『LIFE!』(NHKのコント番組ですね)が終了してしまって、
 ああ、とっても寂しゅうございます……
 6月に特集番組として放送されるという次回を楽しみに待ちながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 けっこう腕力が必要になりそうな、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



      ―― ディズニー黄金期の幻のアート作品集 ――
   THE HIDDEN ART of DISNEY'S GOLDEN AGE THE 1930s



 著者はディディエ・ゲズさん、原著は2015年に、
 画像の日本語版は2016年9月に発行されました。
 『1930年代に活躍した4人のアーティストの人生と、その素晴らしき作品たち』
 と日本語副題が付されています。

「あはァ! このォ、ひょうしィ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:七人の小人さんだ!)

 ちょうど今週末、ディズニー(ピクサー)の最新作
 『モアナ』が公開されようとしていますが、
 その前に。

 歴史を遡ってみましょう、
 1930年代まで、ずんずんっと。

「それはァ、ずいぶんッ?」
「がるぐるがるるる~…」(←訳:昔のお話ですねえ~…)

 昔むかし。とはいえ、既に映画産業は
 米国を代表するビッグビジネスとなっていました。
 ハリウッドには大きなスタジオが幾つも立ち並び、
 映画館は娯楽を求める観客さんで満員です♪

 ただね、アニメーションという分野に限ってみれば、
 まだまだ、
 生まれたばかりの赤ちゃん。

 つまり、ようやく陽光が上ろうとしている時代、だったのです。

「えいがかんでェ、あにめーしょんッ!」
「ぐるる!」(←訳:革命的!)

 ウォルト・ディズニーさんとロイ・O・ディズニーさんが協同で
 スタジオ経営に乗り出したのは1923年のこと。

 スタジオにとって長編作品第一作品目、
 そして世界初のカラー作品となる『白雪姫』が公開されたのは
 1937年のことでした。

「♪はいほォ~♪」
「がるる~♪」(←訳:ハイホ~♪)

 現在ではCGを用いた手法が世界的に主流となっています。
 しかし、1930年代のスタジオでは、
 手で書いて、手で彩色して、
 撮影も編集も、制作の過程&作業すべてが
 手、手、手、また手。

 いったい何人の、いえ、
 何百何千の手が必要とされたのか――

「そうぞうゥ、ぜッしてるかもッ!」
「ぐるるがるるるっるるぐる?」(←訳:どんな人たちだったのかな?)

 この御本で取り上げられているのは、
 『白雪姫』
 『ピノキオ』
 『ふしぎの国のアリス』
 『ピーターパン』
 といった作品に参加したスタッフ四人の作品です。

 四人の名は、
 アルバート・ハーターさん、
 フェルディナンド・ホーヴァスさん
 グスタフ・テングレンさん、
 ビアンカ・マジョリーさん。

 作品の構図下絵、キャラクターデザイン像、
 メモ的なスケッチ図など、
 つい最近まで、
 ディズニーという巨大な名に隠され、
 “日の目を見”ていなかった作品たちは――

「なんともォ、うつくしィのでス!」
「がっるるぐるる!」(←訳:すっごい完成度!)

 御本の表紙画にもなっている
 グルタフ・テングレンさんが描いた『白雪姫』のラフ画、
 『ピノキオ』のスケッチ画は、
 見事!の一言に尽きます。

 これから『モアナ』を観に行く方々にも、
 見ておいていただきたいわね、
 この創造/想像力を!

「うッとりィ~♪」
「ぐる~♪」(←訳:陶然~♪)

 4人のアーティストさんの略伝をも兼ねた
 映画史にしっかり留めたい作品が収録されたこの御本は、
 映画好きさん、ディズニー好きさん、
 そしてアート好きな活字マニアさんにもおすすめです。
 ぜひ、一読を! 

 

 
 
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そのお仕事は、ブラックな?不条理な?

2017-03-09 22:18:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッスゥ!
 ふぎゃあァ! ぜんだいィみもんのッ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!空前絶後の!)

 こんにちは、ネーさです。
 いやー、バルセロナがやってくれましたね。
 絶体絶命のピンチから大挽回して
 チャンピオンズリーグ8強に進出決定しちゃうとは……!
 我らがユヴェントスも必ず勝ち抜けるよう祈りつつ、
 さあ、読書タイムです♪
 本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~!

  



        ―― 殺し屋、やってます。 ――



 著者は石持浅海(いしもち・あさみ)さん、2017年1月に発行されました。
 えーと、ものすごーくストレートな題名に
 嘘はこれっぽっちもありません。
 ズバリ、この御本は――

「ころしやさんのォおはなしィ??」
「ぐるるぅ!」(←訳:まさかぁ!)

 殺し屋さんが主人公の物語、と聞いて、
 多くの活字マニアさんが思い浮かべるのは
 伊坂幸太郎さんの作品でしょうかしら。

 しかし、著者・石持さんも当該ジャンルへ
 ガツーンと参入いたしますよ。

 語り手の“僕”こと富澤充(とみざわ・みつる)さんの職業は、
 本業:経営コンサルタント、
 副業:殺し屋、なんです。

「ふァ~? こんさるゥたんとォ?」
「がるるぐる!」(←訳:隠れ蓑だね!)

 いえ、もはや本業:殺し屋、と言っていいかもしれません。

 どっちが儲かるか?と訊かれたら、
 実入りがいいのは、断然、殺し屋の方ですから。

 ただし、
 実入りがいい=仕事がラク、って訳ではなくて、
 “僕”が成功報酬を手にするまでの道のりは、
 ちょっとばかし複雑怪奇です。

  標的は、何者か。

  標的の日常生活や行動範囲は。

 そして、何より。

  標的は、殺されるに値するような何をやらかしたのか?

「うむむゥ、それはァ~…」
「ぐるがるぅ!」(←訳:気になるぅ!)

 なので、殺し屋さんには
 推理力も必須となります。

  殺しの標的の、本性は。

  この殺しをやり遂げたら、
  そのとき何が起こるのか。

 標的の周辺を調査しながら、
 “僕”の危険探知能力はフル回転しますが……?

「ややこしィ!」
「がるるるぐっる!」(←訳:ホントに複雑!)

 ブラックジョークのような殺し屋さんの物語は、
 演劇的、と形容すべきでしょうか。

 それとも、モンティ・パイソンばりの
 不条理コメディ?

「ありえないィ~でしょッ?」
「ぐるるる……がる?」(←訳:有得ない…よね?)

 ついニヤリとさせられてしまう、
 ヒネリのきいた短編7作品からなる連作集は、
 ミステリ好きな活字マニアさんにおすすめです。
 本屋さんで、図書館で、探してみてくださいね~♪

 
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― 入魂の叙事詩 ―

2017-03-08 22:02:33 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでェ……ぷあァくしょッんッ!」
「がる……ぐるぅるっ!」(←訳:虎で……クションっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 いやもう(ハクションっ!)今日は本当に(クション!)
 花粉の量が物凄くって(グススン)、
 頭がボ~~ッとしておりますけれども、
 読書タイム……をいつものようにサボって、
 展覧会情報を(ハックション!)どうぞ~♪

  



            ―― ミュシャ展 ――



 東京・六本木の国立新美術館企画展示室2Eにて、
 会期は2017年3月8日~6月5日(火曜休館、ただし5/2は開館)、
 国立新美術館開館10周年を記念する企画展です。

「あはァ! ぽすたーのォ、おうさまッ!」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:パリの街角でキラリ!)

 そうね、アルフォンス・ミュシャさん(1860~1939)といえば、
 ↓下の画像のような、流麗な線と女性を組み合わせたデザインの
 ポスター作品がよく知られています。
 
  

「きゃほゥ! びゅーてィほォー!」
「がるぐるる!」(←訳:色もステキ!)

 この展覧会では、
 ミュシャさんの出世作となった
 フランスの女優サラ・ベルナールさんのための
 劇場公演用ポスターも展示されますが――

  

 いちばんの見ものは、↓こちら!

 ミュシャさんの母国チェコ以外で公開されるのは
 今回が初!
 という、《スラブ叙事詩》全20作です。

  

「たッ、たいさくゥでス!」
「ぐる!」(←訳:巨大!)

 前回記事では『日本美術応援団』を御紹介しましたが、
 実はミュシャさん、
 日本美術とは縁のある御方です。

 サラ・ベルナールさんを描いたポスターは、
 縦長の構図、
 意匠化された花や植物、
 家紋を連想させる円の使い方など、
 ジャポニズムとアール・ヌーヴォーの特徴が顕著ですね。

「きッとォ、にほんびじゅつゥがァ~…」
「がるるるるぐっる?」(←訳:お気に入りだった?)

 50歳になったミュシャさんは、
 パリを離れて故郷のチェコに帰り、
 《スラブ叙事詩》制作に打ち込みました。

 スラブ民族が辿った歴史を語る
 縦6m×横8mの大きさで描かれた20点の作品は
 まさにミュシャさんの“ライフワーク”!

「どのさくひんもォ!」
「ぐるがる!」(←訳:入魂です!)

 チェコ語で発音すると、
 Muchaはムハになります。

 ムハさんの想いが凝縮する特別展へ、
 アート好きな皆さま、ぜひ♪

 


    では、ここで(ファクション!)オマケ画像も~!
   
    『ロッテ』さんの
    《プチブッセ ほうじ茶ラテ》は、
    ほわ~んと苦味が?
    「かふェらてッ?」
    「がるるるっる?」(←訳:エスプレッソ?)
    甘さ控えめなお菓子が好きな御方に
    おすすめですよ~♪

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《応援団》にエールを♪

2017-03-07 22:22:35 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くんかッ、くんくんッ! においィまスゥ!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!フキノトウの匂い!)

 こんにちは、ネーさです。
 気温はまだ冬を引きずっていますが、
 地面からはフキノトウやタンポポの香りがいたしますね。
 春よ来ーい!もう寒いのはイヤだー!と声を大にしつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



          ―― 日本美術応援団 ――



 著者は山下裕二(やました・ゆうじ)さん&井浦新(いうら・あらた)さん、
 2016年11月に発行されました。
 『今度は日本美術全集だ!』と副題が付されたこのMOOK本は、
 輝かしい歴史を誇る《日本美術応援団》シリーズ7冊目の作品です。

「はッそうがァ、ざんしィ~んッ!」
「ぐるーるがるるぐる!」(←訳:アピール方法も斬新!)

 1996年のこと、
 《日本美術応援団》は結成されました。

 団長は明治学院大学教授の山下裕二さん、
 団員1号が作家・美術家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)さん。
 団員2号は画家の南伸坊(みなみ・しんぼう)さん、という
 エレガントかつファンキーなトリオによる
 《日本美術》を応援する運動は、
 結成当時、大きな話題となりました。

 けれど、2014年、
 赤瀬川さんが常世への旅に出立し、
 《応援団》の席のひとつにぽっかりと、
 決して埋められぬ穴が空きましたが……。

「このたびィ、ふたたびィ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:応援団はトリオに!)

 2013年、団員3号として
 《応援団》に入隊、いえ、入団していたのは、
 俳優の井浦新さん。

 アート好きな方々は、
 NHK『日曜美術館』の司会進行をしている井浦さんの姿を
 きっとTV画面で目にしたことがあるでしょう。

「かッこいいィのでスよゥ!」
「ぐるるがるるーぐる!」(←訳:知性派アクターさん!)

 《日本美術応援団》に加入したからには
 学ランを着て表紙を飾らなくちゃいけません♪
 なので、ええ、御本の表紙には、
 学ランをキメた井浦さんの艶姿が♪♪

「うゥ~むッ! やぱりィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:役者さんの存在感!)

 団員3号入団記念編となるこの『今度は日本美術全集だ!』では、
 あらためて、
 “日本美術の流れ”が
 山下団長指導のもと、
 明朗軽快にレクチャーされています。

  第一章『日本美術応援団、前へ』
  第二章『旅と美術』
  第三章『《日本美術全集》で知る日本美術の3万年』
  第四章『山下裕二選 日本美術・極私的50』
  第五章『日本美術を語る』
 
 といった構成の中、
 山下団長は井浦団員と、
 評論家・辻惟雄(つじ・のぶお)さんと、
 画家・山口晃(やまぐち・あきら)さんと
 活き活きと語り合い、
 日本美術の過去と未来を俎板に乗せる――

「げんだいのォ、にほんびじゅつもォ~」
「ぐるるるがるるるるるる!」(←訳:たくさん取り上げてるよ!)

 かつて、メジャーな美術館・博物館で開催されるのは、
 古代文物をテーマにしたやたらとカタい企画や、
 既に評価の定まった西欧美術の巨匠さんの特集や、
 人気の高い印象派の展覧会ばかり、
 という時期もありました。

 それが今では、
 あまり名前の知られていない江戸中期の画家さんや、
 忘れられていた絵師さんの作品が
 企画展の目玉になり、
 大勢のアート好きさんから支持されるまでになったのは……

「だんちょうさんのォ、ふんばりィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:団員さんの頑張り!)

 ええ、《日本美術応援団》の息の長い活動は、
 “美術の見方”を確かに変えてきた、のです。

   描く・見る・継いでゆく。

 アート好きさんも活字マニアさんも、
 カッコイイ《日本美術応援団》へエールを送るべく、
 ぜひ、一読を♪

 
 
 
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屋根を得る幸福。

2017-03-06 22:20:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あうゥ~、ひきわけェだッたのでスゥ~…」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!惜しい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 我らがユヴェントスが久々に勝ちを逃してしまい、
 月曜日の朝からしょんぼり……なぁんてことはありませんよ!
 本日の読書タイムは↓こちらの!
 “志”みなぎる小説作品を、どうぞ~♪
 
  



         ―― 屋根をかける人 ――



 著者は門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん、2016年12月に発行されました。
 12月の後半という刊行時期だったために、
 各メディアの2016年ベスト本ランキングからは漏れておりますものの、
 そのままスルーしてはいけない作品がこの御本ですよ! 

「ふむふむゥ? やねをォかけるッてェ~…?」
「ぐるがるぐるる?」(←訳:何のことだろう?)

 鎖国が終わり、維新を経て、
 日本への渡航が全面的に可能になった時代、
 先ず《お雇い外国人》と呼ばれる技術者さんたちが
 明治の日本にやって来ました。

 その中のひとり、
 現代でもよく話題になる人物として
 ジョサイア・コンドルさん(1852~1920)がいます。

 鹿鳴館を設計した建築家さん、
 画家・河鍋暁斎さんの弟子としても知られるコンドルさんに
 遅れること約四半世紀――

 1905年(明治38年)1月、
 初めて日本の土を踏んだひとりの青年がおりました。

 ウィリアム・メレル・ヴォーリズさん、24歳。

「きょくとうのォ、しまぐにへェ!」
「がるるる!」(←訳:ようこそ!)

 ヨコハマに入港する船のデッキから、
 ヴォーリズさんの目に
 フジヤマはどのように映ったのでしょうか。

 夢の国の、神の山か。

 遠く遠く、
 故郷からこんなにも遠いところへよくぞ来たものよと、
 ひそかに吐息したのか。

「それでェ、にほんへはァ~」
「ぐるがるる?」(←訳:何のために?)

 コンドルさんは政府に招かれての来日でしたが、
 ひと周りふた廻りコンドルさんから遅れて
 ヴォーリズさんが来日したのは、
 英語の教師として、でした。

「あはァ! やくもさんッみたいィ!」
「がるー!」(←訳:先生ー!)

 英語の教師であり、
 かつ、伝道師でもあったヴォーリズさんが赴任したのは、
 関東ではなく関西、
 琵琶湖のほとりの、近江八幡。

 このあたりは本当に、
 小泉八雲さんを彷彿とさせる、
 若き英語教師さんの日本での冒険の始まり始まり!
 と言いたいくだりです♪

「なれないィいこくでェ~」
「ぐるるがる!」(←訳:お目々白黒!)

 しかし、ヴォーリズさんは。

 英語教師とはずいぶん畑違いの道を
 歩む運命にありました。

 ヴォーリズさんこと“メレルさん”が、
 ときに近代日本の荒波に翻弄されながらも、
 まっすぐに進んでいった道とは――

「いまでもォ、のこッてまス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:大事にされてます!)

 メレルさんのその後のお仕事を御存知の方々、
 まったく知らないという方々も、
 著者・門井さんが語る
 《屋根をかける》ひとりの人間の足跡を、
 さあ、ぜひ!
 全活字マニアさんに、おすすめですよ♪
 

 
 
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漫画の中に、歴史と宇宙!

2017-03-05 22:24:36 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わきゃッ? このォふんいきィはァ~??」
「がるる!ぐるーがるるっ?」(←訳:虎です!ホラーですかっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 はぁい、ホラーじゃありませんよ。
 そっち系の気配はなくもありませんが、
 本日の読書タイムは、さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― 諸星大二郎の世界 ――



 編者はコロナ・ブックス編集部の皆さん、2016年12月に発行されました。
 漫画好きな方々にはお馴染みの、
 そして活字マニアの方々もきっと御存知の漫画家・
 諸星大二郎(もろほし・だいじろう)さんの作品リスト、
 原画ギャラリー、エッセイ、対談などを
 ギュギュツと贅沢に詰め込んだ一冊です。

「うむむゥ! てがきィでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:緻密だねえ!)

 御本の表紙を見ていただければ分かります。
 諸星さんの描法は、手描き。

 近年、多くの漫画家さんがパンタブレット等を使用していますけれども、
 この墨の色、
 影の付け方、
 流れる髪の線、
 “手”ならではの表情の豊かさが、
 観る者に強く訴えかけてくる……

 また、ストーリーそのものも、
 “手”で練り上げられた土器のような、
 唯一無二のユニークさ!

「いちどォ、よんだらァ~」
「がるるるるるる!」(←訳:忘れられません!)

 原画ギャラリーには、
 『暗黒神話』『海神記』『妖怪ハンター』
 『西遊妖猿伝』『孔子暗黒伝』
 『マッドメン』『グリムのような物語』など
 諸星さんの作品のカラー画、モノクロ画が掲載され、
 その間には作品それぞれにつながる
 《諸星研究序説》が掲載されています。

 評論を寄せているのは、
 松本武彦さん、畑中章宏さん、福嶋亮大さん、
 都留泰作さん、東雅夫さんという、
 一流の“読み手”さんたちなんですけど。

 特に、なるほど!と膝を打ったのは、
 東雅夫さんによる
 《諸星流グリムの妙》。

「なんだかァ、おもしろそうでッ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:好奇心沸騰です!)

 白状してしまいますと、私ネーさ、
 あまり熱心な諸星さんの作品の読者とは言えないのですが、
 それでも『孔子暗黒伝』を読んだときの衝撃は
 はっきり憶えています。

 アジアの神話・伝説・歴史・地理が
 こんな風に漫画の中でつながりあい、
 SFを凌ぐ結びに昇華されるとは
 思ってもいませんでした……!

「あんこくゥせいうんッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:宇宙がうねる!)

 また、マニアックな諸星さんのファンの方々は
 御本後半の
 『諸星大二郎の本棚』で狂喜されることでしょう。

 ここでは、諸星さんのプライベートな蔵書1000冊余が
 惜しげもなく公開されちゃってます。
 
「これェ、すごいィ~でス!」
「ぐるるがるるぐるるぅ!」(←訳:書名と著者名ぜんぶぅ!)

 ひとりの漫画家さんの情熱と、
 真摯な想いと、
 まだまだここから何かを汲み取るのだ!という
 決意さえ窺える書棚の全容……

 整理の行き届いた仕事場のお写真、
 単行本データ、
 漫画家・山岸涼子さんとの対談のページも
 やっぱり驚きの連続です。

「もッとォ、しりたいィ!」
「がっるぐるるる!」(←訳:もっと読みたい!)

 ものがたりは、ここから始まる――

 マンガ初心者さんにも上級者さんにもおすすめしたい
 諸星大二郎さんの《宇宙》への鍵。
 
 本屋さんで見かけたら
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 
 
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粛々と、褪せぬ覇気色。

2017-03-04 22:09:04 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 むむッ? おほしさまァ、ぼ~んやりィ?」
「がるる!ぐるがるる……!」(←訳:虎です!この夜空は……!)

 こんにちは、ネーさです。
 3月に入って、夜空はもう春の星座に変わりつつありますね。
 遠くのお山もぼんやり霞がかっている週末の今日は、
 さあ、読書をサボって、
 展覧会情報を、どうぞ~♪

  



          ―― 山姥切国広 展 ――



 栃木県足利市の足利市立美術館にて、
 会期は2017年3月4~4月2日(3/21は休館)、
 チラシ(フライヤー)中央に大書された
 《國廣降臨》の字句からお分かりのように、
 名刀工・堀川国広さんの傑作が堂々公開!

「なッ、なんだかァ、ものすッごォ~いィ!」
「ぐるる!」(←訳:存在感!)

  

 堀川国広さん(1531~1614)は、
 室町後期(安土桃山期)に活動した刀工さんです
 (俗名は田中金太郎さん)。

 その生涯は曖昧な部分が多く、
 山伏に変装して諸国の動静を探ったスパイだった、
 贖罪のため遍歴の旅をしていた等、
 さまざまな説があります。

「みすてりあすゥ!」
「がるぐるるる!」(←訳:謎の刀工さん!)

 ただ確かなのは、
 天正18年(1590)、
 足利の領主・長尾顕長(ながお・あきなが)さんの依頼により
 《山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)》を制作したこと。

 《山姥切国広》は国広さんの代表作として
 427年もの長きにわたり受け継がれてきたこと――

  

 国広さんの作品は
 江戸時代の武士さんたちにたいそう好まれたと伝えられています。

「これくたーさんがァ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:大勢いたんだ!)
 
 この展覧会では
 《山姥切国広》と同年に打ったとされる《布袋国広》、
 初公開となる短刀(銘國廣、政策年不詳)の展示とともに、
 九州の日向出身であった国広さんと足利の関わり、
 作刀当時の時代資料なども出展されます。

 足利市立美術館の最寄駅は
 JR両毛線の足利駅、
 駅から徒歩10分ほどで美術館に着きますよ。

 都心からはちょいと距離がありますけど、
 刀剣マニアの方々は、

「よっしゃァ!」
「がるる!」(←訳:行くぞ!)

 と気合を入れて、
 ぜひ、足利市へお出掛けしてはいかがでしょうか♪




    さて、ここで週末のオマケ画像も!
   
    『ブルボン』さんの
    《ピーチブラン》は、桃風味のお菓子だわね。
    「うほゥ!おやつにィぴたりィ!」
    「ぐるがーる!」(←訳:ちびケーキ!)
    小腹を満たすのにちょうどよいおやつ菓子で
    寒暖差の激しい休日も、
    どうか皆さま、すこやかに♪
    
    
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― 音楽の海を征け ―

2017-03-03 22:10:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はッぴィ~ひなまつりィ~♪」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!雛あられ美味!)

 こんにちは、ネーさです。
 雛祭りの今日は、日本版アカデミー賞が開催されていますね。
 ならば、と本日の読書タイムも
 またまた映画につながる書籍を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



           ―― ひとり吹奏楽部 ――



 著者は初野晴(はつの・せい)さん、2017年2月に発行されました。
 副題に『ハルチカ番外篇』とありますように、
 吹奏楽部の元気少女チカちゃんと
 チカちゃんの幼馴染であるハルタくんが主人公の
 《ハルチカ》シリーズの初の番外篇です。

「このたびィ、えいがにィなりましたでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:しかも実写で!)

 そうよぉ、アニメじゃないのよぉ、
 実写映画なのよぉ♪

 とはいうものの、不安だわ……。
 TVのCMや、予告編トレイラーを見る限り、
 《ハルチカ》が恋愛映画になっちゃってる……?

 原作を愛するファンの方々は、
 いやそうじゃないんだ、
 恋愛っていうラベルで一括りにして欲しくないモノなんだ、
 特別な何かなんだ、と
 大いに力説したいところでしょうが、

「りきせつゥしちゃッてまスよゥ、ネーさッ!」
「がるるー!」(←訳:冷静にー!)

 えーと、そうね、
 ここは海より広い度量を見せつけることにして、
 映画化を喜び、
 この『番外篇』が刊行されたことを寿ぎましょうか。

「かきおろしィ、なのでスゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:主客反転!)

 ええ、この御本に収録されている短編5作品のうち、
 4つの作品では、
 本篇《ハルチカ》シリーズでは準主役であった
 吹奏楽部員さんたちが
 “タイトルロールを背負う”危険な任務に就いています。

「ほぼほぼォ~しゅやくゥ!」
「がるぐる!」(←訳:大任だよ!)

 だいじょうぶ!
 主役の重圧も、彼らなら軽くハネとばしてくれるわ♪

 まずは5作品の一番手、
 『ポチ犯科帳』では、
 南高吹奏楽部で打楽器を担当するカイユくん、
 バストロンボーン奏者の後藤さんが。

 二番手の『風変わりな再会の集い』では
 クラリネット奏者の芹澤さんと
 トランペット奏者の片桐くんが。

 1篇飛ばして、
 四番手の『巡るピクトグラム』では
 アルトサックス奏者のマレンくんと
 オーボエ奏者の成島さんが。

 そして表題作品でもある五番手の『ひとり吹奏楽部』では、
 成島さんと、
 とある《?》な人物が
 物語を織り成します。

「ひとりひとりがァ、しゅやくさんッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:全員重要人物!)

 吹奏楽は、ソロパートもあるけれど、
 “みんな”でやらなくちゃ
 先には進めません。

 ひとりずつの、ものがたり、想い、日常を積み重ね、
 南高吹奏楽部の《音》が出来上がってゆく。

 せーの、で演奏を始めるまでの、
 練習するために音楽室のドアをくぐるまでの、
 騒々しくも清々しい、
 二度と訪れない日々の記録は、
 《ハルチカ》フアン諸氏さんに、
 シリーズ未読の御方にもおすすめです。

 荒い波も、
 暗い雲も、
 吹奏楽を追い風にして――

「のりきッちゃおうゥ!」
「がるるる!」(←訳:軽々とね!)
 
 
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― 執事の王さま ―

2017-03-02 22:14:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふッ♪ あしたはァ、もものォせッくゥ~♪」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!菱餅ぱくり!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、春らしいお祝いの日の前日は、
 読書タイムも華やかな一冊を!
 という次第で、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― わたしはこうして執事になった ――



 著者はロジーナ・ハリソンさん、2016年11月に発行されました。
 英語原題は『Gentlemen's Gentlemen From Boot Boys to Butlers』、
 2014年に刊行され大評判となった
 『おだまり、ローズ:子爵夫人付きメイドの回想』の著者・ハリソンさんによる
 “古き佳き時代”を回想するノンフィクション作品です。

「きぞくのォ、おうちのォ!」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:執事さんメイドさん!)

 著者のロジーナ・ハリソンさん(1899~1989)は、
 18歳で英国上流階級の令嬢付きメイドとして働き始め、
 1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドになりました。

 以後35年間、アスター家に仕えたハリソンさんが、
 子爵家での日々を詳細に綴った『おだまり、ローズ』は
 母国イングランドで大反響を呼び、
 BBC制作のドラマ《ダウントンアビー》シリーズにも
 大きな影響を与えたといわれています。

 この御本に登場するのは、
 アスター子爵家で
 ハリソンさんと仕事仲間であった人たち――

「ごにんのォ、ぷろふぇッしょなるゥ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:勇敢な五人衆だよ!)

 ハリソンさんの『まえがき』の後、
 先ず紹介されるのは
 ゴードン・グリメットさん。

 グリメットさんの上流階級勤めは、
 『ランプボーイ』として幕を開けました。

 豪壮なカントリーハウスのランプの手入れを主としながら、
 グリメットさんはさらに使用人仕事を学んでゆきます。

 食卓での給仕の仕方、
 銀器の手入れの方法、
 滞在客を迎え入れて身のまわりの世話をするときの手順など、
 下男の仕事目録に載っているあらゆる事柄――

「ふァ~…たいへんだァ~…」
「ぐるがるるぅ!」(←訳:際限ないねぇ!)

 やんちゃ系だった?とも思えるグリメットさん、
 二つの御屋敷を渡り歩いて、
 三つ目の御屋敷ではクビを言い渡されてしまいます。

「あちゃァ!」
「がるぐっるる?!?」(←訳:何をやったの?!?)

 いえ、グリメットさんが不祥事をしでかした訳じゃないのよ。

 原因は、お屋敷の深刻な財政難。
 下男ふたりを解雇しなくては、という事態になって、
 18歳のグリメットさんはクビになっちゃったの。

「あううゥ~、どうしようゥ??」
「ぐるるるぅ!」(←訳:探さなきゃ!)

 新たな勤め口を探そうと、
 グリメットさんは口入れ屋さんの求人票を検討します。

   ふんふん、
   アスター子爵と、
   バックルー公爵かぁ。
   ……う~ん、どちらを選ぼう?
   そうだ、コイン投げで決めることにしよう♪

「こッこいんッ??」
「がるるるる?」(←訳:そんなので?)

 コイントスの結果は。

 アスター子爵家と出ました。

 そうして、セントジェイムズ・スクエア四番地の
 アスター子爵家へ面接に赴いたグリメットさんが出会ったのが……

 エドウィン・リーさんでした。

「りッぱなァ、しつじさんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:風格満点!)

 リーさんこそは、
 《執事の王様》。

 王族諸侯にもその仕事ぶりを認められる真正の執事さん。

 カズオ・イシグロさん著『日の名残り』の主人公は
 リーさんをモデルにしているのだと言われるほどの人物です。

 アスター子爵家のリー氏のもとで、
 ステップアップを試みるグリメットさんの
 失敗あり&お褒めの言葉ありの毎日は……?

「あさからァ~よなかまでッ?」
「がるるぐるるっ?」(←訳:てんやわんやっ!)

 著者・ハリソンさんが語るのは、
 グリメットさん、リーさんの他に、
 チャールズ・ディーンさん、
 ジョージ・ワシントン(本名はエリック・ワシントン)さん、
 ピーター・ホワイトリーさん、
 計5人の“紳士”たち。

 英国らしい個性豊かな《人物伝》集は、
 歴史好きな活字マニアさんにおすすめですよ。
 『おだまり、ローズ』を楽しんだ御方は、
 ぜひ、この御本も
 手に取ってみてくださいね~♪

 
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