「こんにちわッ、テディちゃでス!
あちゅちゅいィ~ッ!」
「がるるぐるがるるっ!」(←訳:虎です!真夏ですかっ!)
こんにちは、ネーさです。
熱中症の恐怖を
ひしひしと感じる連日の暑さ……
ほどよく冷やした紅茶を飲みながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/56/94409a79db70821de43c73ed40febfd1.jpg)
―― 歴史のなかの地震・噴火 ――
著者は加納靖之さん・杉浦玲子さん・榎原雅治さん・佐竹健治さん、
2021年3月に発行されました。
『過去が示す未来』と副題が付されています。
地震と噴火――
日本列島に暮らす私たちは
多くの自然災害から
逃れることが出来ませんが、
わけても、地震・噴火という
ふたつの災害は
“天敵”であると言っても大袈裟じゃないわね。
「よそくゥするのはァ~」
「ぐるるるる!」(←訳:難しいよう!)
この御本では、
とことん”過去の事例“を掘り起こし、
何が起こったか、
被害はどのようなものだったか、
どのような対処がなされたのか、
さまざまな角度から調べ上げてゆきます。
本文は、
第一章『東北の地震』
第二章『南海トラフの地震』
第三章『連動する内陸地震』
第四章『首都圏の地震』
第五章『歴史地震研究の歩みとこれから』
と、五つの章で構成されていて、
未だ記憶に生々しい
東日本大震災から始まり……と思ったら?
「いきなりィ~へいあんッ??」
「がるるるるる?」(←訳:千年以上も昔?)
貞観11年、
西暦では862年のこと、
陸奥の国で大きな地震がありました。
東日本大震災との類似を指摘し、
三陸地方では他にも
大地震があったという記録を引用しながら、
第二章に進むと、
西日本でもまた、
幾つもの地震の記録が。
そして、
富士山の噴火による災害に関しても
データや図版が記載されていて。
「ちけいィがァ、かわッちゃうゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:溶岩流が樹海へ!)
富士山噴火、なんていうと、
SFみたいですけれど……
決して空想譚ではないのだと、
背筋が冷える思いです。
それに、
慄然とさせられたのは、
明治24年(1891年)の
濃尾地震(M8.0)……
国内最大級の内陸地震、ですって?
「しらなかッたでス!」
「がるるぐるるる……!」(←訳:そんな大地震が……!)
熊本の地震、
関東大震災や富士山の噴火、
安政の地震、
もっと遡って
天正の地震、
文禄の地震……
報道などで
東日本大震災が取り上げられるたび、
地震への意識を強くしてきたつもり……でしたが、
いいえ、まだ足りませんでした。
「もッとォ、かんがえなくちゃッ!」
「ぐっるがるるるるぅ!」(←訳:もっと知らなくちゃ!)
いま、あらためて見詰め直す、
過去の記録。
そこからは、たぶん、
災害を乗り越える方法を
汲み取ることも出来ようか、と切に期待して。
ノンフィクション好きな方々に、
歴史好きな方々に、
いえ、敢えて全活字マニアさんに
手に取っていただきたい力作です。
みなさま、ぜひ!
あちゅちゅいィ~ッ!」
「がるるぐるがるるっ!」(←訳:虎です!真夏ですかっ!)
こんにちは、ネーさです。
熱中症の恐怖を
ひしひしと感じる連日の暑さ……
ほどよく冷やした紅茶を飲みながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/56/94409a79db70821de43c73ed40febfd1.jpg)
―― 歴史のなかの地震・噴火 ――
著者は加納靖之さん・杉浦玲子さん・榎原雅治さん・佐竹健治さん、
2021年3月に発行されました。
『過去が示す未来』と副題が付されています。
地震と噴火――
日本列島に暮らす私たちは
多くの自然災害から
逃れることが出来ませんが、
わけても、地震・噴火という
ふたつの災害は
“天敵”であると言っても大袈裟じゃないわね。
「よそくゥするのはァ~」
「ぐるるるる!」(←訳:難しいよう!)
この御本では、
とことん”過去の事例“を掘り起こし、
何が起こったか、
被害はどのようなものだったか、
どのような対処がなされたのか、
さまざまな角度から調べ上げてゆきます。
本文は、
第一章『東北の地震』
第二章『南海トラフの地震』
第三章『連動する内陸地震』
第四章『首都圏の地震』
第五章『歴史地震研究の歩みとこれから』
と、五つの章で構成されていて、
未だ記憶に生々しい
東日本大震災から始まり……と思ったら?
「いきなりィ~へいあんッ??」
「がるるるるる?」(←訳:千年以上も昔?)
貞観11年、
西暦では862年のこと、
陸奥の国で大きな地震がありました。
東日本大震災との類似を指摘し、
三陸地方では他にも
大地震があったという記録を引用しながら、
第二章に進むと、
西日本でもまた、
幾つもの地震の記録が。
そして、
富士山の噴火による災害に関しても
データや図版が記載されていて。
「ちけいィがァ、かわッちゃうゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:溶岩流が樹海へ!)
富士山噴火、なんていうと、
SFみたいですけれど……
決して空想譚ではないのだと、
背筋が冷える思いです。
それに、
慄然とさせられたのは、
明治24年(1891年)の
濃尾地震(M8.0)……
国内最大級の内陸地震、ですって?
「しらなかッたでス!」
「がるるぐるるる……!」(←訳:そんな大地震が……!)
熊本の地震、
関東大震災や富士山の噴火、
安政の地震、
もっと遡って
天正の地震、
文禄の地震……
報道などで
東日本大震災が取り上げられるたび、
地震への意識を強くしてきたつもり……でしたが、
いいえ、まだ足りませんでした。
「もッとォ、かんがえなくちゃッ!」
「ぐっるがるるるるぅ!」(←訳:もっと知らなくちゃ!)
いま、あらためて見詰め直す、
過去の記録。
そこからは、たぶん、
災害を乗り越える方法を
汲み取ることも出来ようか、と切に期待して。
ノンフィクション好きな方々に、
歴史好きな方々に、
いえ、敢えて全活字マニアさんに
手に取っていただきたい力作です。
みなさま、ぜひ!