加古川の妙正寺だが、ここは鹿多正道さんの寺院。
鹿多さんは、かつて高校野球の審判をなさってた方で、毎年甲子園の全国大会にも来られていた。
その時「輪」にご来店下さっていたのだ。春夏ともに。
お寺のご住職だが、お彼岸とお盆にお寺を留守にされてたというわけ。
今日は法話にお出かけでお会い出来なかったのだが、きれいなお嬢様が対応して下さった。
そのお嬢様のおっしゃるには、檀家の人も納得済みだったと。
ご仏壇、立派です。
拝ませて頂きました。写真の許可も得ました。
でもご本尊様のお顔の撮影は遠慮させて頂きました。お優しい、いいお顔をされてました。
欄間も立派です。
このような額も。
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ふと見ると、今どきの季節に火鉢が。
ご参拝の人に見て頂くためなのだと。というのも、この火鉢、このお寺の境内にかつてそびえていた松の木で作られたものだと。
その松の木の写真。樹齢500年以上の木だったと。昭和22年にこの辺り一帯に松くい虫が異常発生し、ことごとく松の木が枯れたのだと。その形見のような火鉢なのだ。
言い伝えでは、羽柴秀吉が志方城を攻めた時に、この地に陣を敷き、この松に陣太鼓を吊るして軍を鼓舞したとのこと。
太鼓楼もありました。立派ですね。
お嬢様が案内して下さいました。
その太鼓。大きいです。少し破れています。かなり古いもののようで。この太鼓も秀吉が打ち鳴らしたともいわれて。
太鼓楼の内部屋根部分。
境内にはこのような文化財も。石棺です。
近くの小学校の子どもたちが毎年見学に訪れると。
境内にはイチョウの大木も。しかし、雷にでも打たれたのでしょうか、上の方がありません。
本堂の扉に素晴らしい彫刻が施されています。浮かし彫りに。
よく見ると、獅子です。
そういえばこのお寺は「獅子吼山妙正寺」というのだった。
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いきなりお邪魔したのに愛想よく応対して下さったお嬢様が丁寧にお見送りして下さいました。