喫茶 輪

コーヒーカップの耳

大谷晃一さんのハガキ

2016-04-23 16:48:42 | 宮崎修二朗翁
宮崎修二郎翁から頂戴した「苜蓿」の創刊号を触っていたら、中に葉書が挟まっていた。
 ←クリック

一昨年お亡くなりになった大谷晃一さんからのハガキである。

大谷さんは、足立巻一先生、庄野英二氏と共に「苜蓿」の創刊同人。
このハガキから伺えることは、恐らく宮崎修二朗翁へは創刊号が献呈されたのだろう。
ところが、宮崎翁はそれに甘えないでお金を送られたということ。
それに対する大谷さんのハガキなのだろう。
文中、足立さんとあるのは足立巻一先生のこと。
宮崎翁の気づかいの隠された一面をまた見せて頂きました。

思うに、宮崎翁の夥しい蔵書の中には、こうした著名人からのハガキがたくさん挟まれているのだろうな。これまでにもちょこちょこ田辺聖子さんや杉本苑子さんなどのハガキを、「出てきました」と言ってわたしに提供して下さっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

偶然・中村信司さん

2016-04-23 09:27:05 | 
中村信司さんの「てのひら詩集」というのが出てきた。

中村さんは書もやる詩人。
何年か前に須磨のご自宅の近くでご自分の詩書展をされた時に出かけたことがある。
うちの店にも何回かご来店下さっている。
自分を客観視したユーモアにあふれた詩を書く人だった。
ところがここ二、三年、音信が途絶えている。
年賀状のやり取りもしていたが、返事が来ない。
「受取人不明」とかで戻って来ることもないので、どなたかが受け取っておられるのだろう。しかしたしか、お一人住まいだったと思う。
一体どうなっているのだろう、と思っていた矢先だった。
今日、先日詩誌「木想」を送って下さった高橋冨美子さんの ご子息のブログを見ていて
アッと言った。
そこに中村さんの写真が上がっていたのだ(信二となっているが)。
しかし、もう7年ほども前の写真である。
そこで、高橋さんに聞けば消息が解るかもしれないと思い電話したが、今日はお留守のようだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする