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川端康成の運命の人

2022-04-06 09:42:46 | 本・雑誌
姫路在住の文芸評論家、森本穫さんが書かれた本、『川端康成の運命のひと・伊藤初代』(ミネルヴァ書房)を読んでいる。

これは日本文学史にも残るものになるのではないでしょうか。
取材の限りを尽くして書かれている労作です。
貴重な本です。ゆっくりと大切に読ませてもらっています。



今、三分の一ほど読んだところ。
初代(16歳)が川端に宛てた手紙に感動します。
←二段階クリックで。
大きくて分厚い本なのでスキャンがしにくく、読みにくいかもしれませんが。

興味のある方だけでもお読みください。
森本氏は「切々たる愛の訴え」と書いておられますが、学歴を持たない(尋常小学校三年生まで)薄幸の少女の純粋で懸命な気持ちがあふれています。
学歴の無い人が一生懸命に書いた手紙に、わたしは大きな感動を受けます。
高学歴の人の達者な文章よりもよほど力があると思います。
コメント
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