喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『川端康成の運命のひと』を読んでいる

2022-04-13 15:33:43 | 本・雑誌
併読しているうちの一冊、『川端康成の運命のひと』です。




カバーをして大切に読ませてもらっています。

重い本です。内容もですが、実際の本の重さが。
計ってみました。830グラムもありました。
ページ数は500足らずですが、本が大きいのと、紙が上質だからでしょう、どっしりと重いのです。
そんな事より内容ですよね。
これが面白いんです。
川端康成についてはわたし、若い日に、「伊豆の踊子」や「雪国」「千羽鶴」「山の音」「古都」などの代表作は読んでましたが、
この本に載っている、初恋の人に関わる初期のものは読んでませんでした。
それほど深くは川端を読んでなかったということですね。
ところが今度、これを読ませてもらっていて、それら初期の作品は重要なものだと思いました。
川端の創作の根幹にかかわるものだったのだと。

この本、単なる評伝文学ではない面白さにあふれています。
毎日少しずつ、大切に読ませてもらっているのですが、興味津々です。
スリル満点ともいえます。
著者の森本さんの執念が凄いです。その取材力に脱帽です。
多少の重複はありますが、それも読者へのサービスともいえるでしょう。
だから、しっかりと認識しながら読み進むことができます。
今、三分の二ほどを読んだところです。
これからぐんと加速がつくかもしれません。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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出石、小野小学校の子ども

2022-04-13 10:05:46 | 出石
先日上げた『こどもの詩と絵』ですが、
上げ忘れがありました。
豊岡市小野小学校の子どもの詩と絵です。
小野小学校はわたしの妻の母校。忘れてはなりません。

現在は一学年一クラスの小さな学校ですが、二人の子どもの作品が取り上げられています。

これは二年生(現三年生)加藤道元さんの絵、「お口の中は楽しいぞ」です。



いや、ホントに楽しい絵です。
残念ながらカラーではありませんが。

そして、詩も一篇。

三年生(現四年生)の大山栞奈さんの「ごめんね」です。
やさしい心の子どもです。

ちょっと思うこと。
「豊岡市立小野小学校」とあります。
わたしにはどうしても違和感があります。
「出石」という文字が入ってないからです。
あそこはどうしても「出石」なんです。
歴史と伝統のあるところです。良き神話の里です。
平成の大合併でこんなことになってしまいました。
わたしのこのブログには「出石」という項目のカテゴリーを作っています。
わが愛する町です。どうぞご覧になってください。
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