長いお付き合いの先生がいらっしゃいます。Y先生。
元西宮自然保護協会の会長さんでもありました。
今朝メールで送ってきてくださった植物についての資料の中に植物の学名が記載されていました。
これがわたしには「凄いなあ!」と思えました。
「種子植物、被子植物、双子葉植物類、ニシキキ目、ニシキキ科、ツルウメモドキ属」。
「シュシショクブツ、ヒシショクブツ、ソウシヨウショクブツルイ、ニシキキモク、ニシキキカ、ツルウメモドキゾク」。
まるで早口言葉。
まじめな名前が続いて、最後に「ツルウメモドキ」だなんてふざけたような名前。
「もどき」なんて言われる植物のその心は?「あっちの方がモドキだ」とは言わないのかな?
植物同士に優劣はないだろうに。人間の勝手で「もどき」だなんて!
そういえば昆虫にも、なんとかモドキというのがあったような気がする。
魚にもあるか。
追記。
このわたしの思いを先生にメールしたところ、次のような返事がきました。
《「ツルウメモドキ」の学名の部分は
Celastrus orbiculatus Thunbこの部分のみです。
世界の研究者が「ツルウメモドキ」について会話する時の
共通の用語ということです。
かつて「牧野富太郎博士」もこのような言葉を使いながら
世界の研究者たちと交流されたのでしょうね。》
やはりわたしはド素人です。
追記の追記。
そういえば、口頭詩集『ライオンの顔』にこんなのがあった。
《 もしかしたら
テントウムシダマシが
テントウムシゆう名前やったかも分からんよ
ほんで、テントウムシが
テントウムシダマシになったかも分からんよ。 》
日利11歳。