【 おすすめします、この本 】
『家族』(高嶋哲夫著・角川春樹事務所刊)を読了しました。
読み始めてすぐ、ちょっと辛くなった。
テーマは「ヤングケアラー」。
青少年、少女が、老人や障害を持つ兄妹などをケアー(介護)する話。
今後ますます進む高齢化社会のこと。認知症のこと。
老人介護施設のこと。
身につまされる所もあって辛いなと思いながらも、著者高嶋氏のストーリーテラー力が魅力的で読み続けさせられた。
結末は子どもの詩が大きな役割をしていて感動が極まった。
辛い辛い話だったが、暗いだけではない、人生肯定の結末が良かった。ホッとして心を温かくしてくれた。しみじみ良かったと思った。
政治家に読ませたい(読むべき)小説だが、政治家は読まないだろうな。
追記 11月25日。 これと同じ記事をFB(友達限定公開)にも上げているのですが、そこに著者、高嶋哲夫さんから直々のコメントが入りました。高嶋さんとはFB友達になっているのです。その内容。《ありがとうございます。政治家さんも、読んでくれてます。きっと、何らかの動きもあるでしょう。》。ということで、わたしの返信コメント。《著者直々のコメント、ありがとうございます。 そうですか、政治家さんも読んで下さってるんですか! どなたなのか気になりますねえ。》。
ありがたいことです。この前は『帆神』の感想を上げた時に、やはり著者の玉岡かおるさんから直々のコメントを頂いたのでした。FBに読後感想を上げる楽しみでもあります。
完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。 今なら本屋さんでも買えます。宮脇書店ダイエー西宮店(浜松原町)のノンフィクションのコーナーに有ります。