喫茶 輪

コーヒーカップの耳

色紙の謎

2025-02-21 22:36:40 | 足立巻一先生

今日の「書斎・輪」のお客人は、ラジオパーソナリティーのKさん。

書斎に飾っている色紙額を指さして「どんな意味ですか?」とおっしゃる。

わたしは「知りません」。

もう長く飾っている足立巻一先生の色紙です。

わたしもいまだに謎なのです。

ところが帰宅したKさんからラインで「ここに関係していますか?」とお貸しした本のあるページを示して来られました。

わたし、「あっ!」と思いました。

そして、もう少しその辺りを調べてみると、「そうだったのか!」と氷解。

お恥ずかしい。

国文学を勉強された人ならすぐに解ることかもしれませんが、浅学のわたしはKさんからのヒントを頂くまで謎のままだったのです。

因みにこの色紙ですが、元々書家の村上翔雲さんが所持しておられたものです。

まさか足立先生が贈られたなどということは万が一にもないでしょう。

思うにこれは、翔雲さんが購入されたもの。

わたしの手に来た時にはまるで今書いたかのように美しいものでした。

要するに飾ってはおられなかったということ。

と言うのも、足立先生は兄事していた竹中郁が亡くなった後、竹中の本を次々と出されました。

その資金を得るためにいろんな人に協力を求め、またご自分も色紙を書いて資金の足しにされていたのだと想像します。

それに協力する(カンパに応じる)意味で翔雲さんも購入されたのでしょう。

足立先生の色紙に関してはわたしに恥ずかしいエピソードがあり、以前何処かに書いた覚えがありますが、ここでは略します。

今日のこの話については、いつか詳しくエッセイに書きたいと思っています。

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