久しぶりにドリアン助川さんにお会いしに行ってきました。
神戸、王子動物園「動物園ホール」に於いての講演と朗読の会。
土砂降りの雨の中、時間に余裕をもって行きました。電車もかなり遅延していました。
定員100人でした。
小学生らしき子どもたちが5,6人前列に陣取り、高級カメラ持参で取材をしてました。
学校の新聞部か何かなのでしょう。盛んにシャッターを切ってました。
正直、もっと話を聞いてほしいなあと感じましたが。
ドリさんのお話は「触媒としての人生」とか、「組み合わせからの創造」とか、わたしにとって興味深く、今後に生かせるような内容で有意義でした。
後半は朗読二篇。
「アホウドリ」と「カピバラ」。
ドリさんの朗読は定評のあるところですが、二篇目の「カピバラ」の朗読には驚き。
「初めての試み」と言って始められましたが、なんと、主人公のカピバラのおじさんの声を歌声で。
オペラ歌手になってのセリフ。
最終盤では相手のメスカピバラも歌声で。一人オペラのよう。
さすが歌手でもあるドリさんでした。素晴らしい歌声と声量。
隣のFさんとも「さすがプロやねえ」と話したことでした。
大雨の中、行って良かったと思いました。
終って、帰りに撮影させていただきました。
あ、それから、会場で一人の女性から「今村さんですよね」と挨拶されました。
今春の信行寺さんでのわたしとドリアンさんとの朗読会に、東北宮城から参加してくださった女性でした。
「ぜひ東京でもやってください」と言って下さいました。
実は4年半前、コロナで中止になってしまった東京でのドリさんとの朗読会を予約してくださっていたとのこと。
その後、もうお一人の知らない女性からも、やはり「今村さんですね」と挨拶を受けました。
やはり信行寺さんの朗読会に参加してくださった人で「楽しかったです」と言ってくださいました。
うれしいことでした。
『コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。