地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

ダストボウル  ようこそ。地理の部屋と佐渡島へ。637

2010年03月24日 05時00分12秒 | 趣味と管理人から

注:写真撮影は2010.03.12 テーマとは無関係です。

この日曜日の黄砂で車はまだ汚れたままです。

 

Photo-01 (金北山です。)

 

 

 3月21日(日)の黄砂は日本全国が迷惑したようです。黄砂は春に見られる現象なのですが、毎年の様に話題となります。「黄砂」とは、遙か西方中国の黄土高原あたりで舞上げられた黄土の砂塵が遠く日本まで達する現象です。

 

 

Photo-02

 

 

 

 黄砂は広義には「風塵」の仲間と言えますが、もう少し細かい目で見ますと「風成塵」と言うようです。「風塵」は身近に起こりうる現象ですが、「風成塵」と称されるものとなりますと、遠くまで砂塵が達するものとなります。
 同様のものにはシロッコ(地中海沿岸・イタリアなど)やハルマッタン(ギニア湾岸・アフリカ)などがあるとのことです。黄砂を含め、これらの「風成塵」による現象は、時に衛星写真にすら写る規模のものです。

 

 

 

Photo-03

 

 

 

 さて、そんな黄砂を話題にしていた朝のラジオニュースで、初めて聞く言葉が気になりました。「ダストボウル」という言葉です。これは風塵の現象としましては、黄砂の様に自然的・天災的な要因のものではなく、人災的要因からのもののだそうです。ウィキペディアの説明は簡素ですが、どのようなものかが簡単にわかります。

 

 

 

Photo-04

 

 

 

 

 気になることがあります。経済成長著しい中国に置いて、黄砂という毎年繰り返される自然現象に、人的要因は無関与であるだろうかと言うことです。

 昨今の中国での開発にはめざましいものがあり、あの大河・黄河ですら水が河口に至らぬと言う大断流が話題になります。つまり、黄河流域に進行する人工的環境変化(農地の開発)はかなりの規模と想像できるのです。人の関与が自然の許容力を超えた時、過去必ずと言って良い程手痛いしっぺ返しを受けてきました。

 毎年この時期に「黄砂」だと片づけてしまっている現象が、自然現象である以外に環境変化から来る要素もあるとしたらどうしましょう。現象としての規模や砂塵の質、発生期間や頻度などに関わることです。「ダスト・ボウル」という言葉を聞きまして、自然現象の枠内で収まっていると願うのですが、何か不安もあるのです。


 

 

 

【風塵・ダストボウル】

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%A1%B5
風塵 - Wikipedia

http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1352-4.html
世界の黄砂・風成塵 (出版物の案内です。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%83%AB
ダストボウル - Wikipedia

 

 

 

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写真撮影:2009.03.12
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2009年 地理の部屋と佐渡島 yokoso_637
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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29 コメント

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Unknown (mitirin)
2010-03-24 06:40:20
おはようございます
仕事に追われてて、プチ!ご無沙汰です
酷い黄砂でしたね、先も見えないし、
庭の葉は灰被り状態でした
本当に毎年繰り替えされる、黄砂、
中国は、対処出来ないのでしょうね、
砂漠とに木を植えるとか?
ダストボウル始めて聞く言葉ですが、
急速な発展と自然界が付いて行けない、
状態の中国の様ですね
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ダストボウル (日本男道記)
2010-03-24 08:41:50
おはようございます。

ダストボウル,初見です。
気になりますね。

中国、過去の日本がそうであるように、高度経済成長の自然へのつけ、マイナス面が懸念されます。
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ダストボウル? (ひろし爺1840)
2010-03-24 08:43:20
 お早うございます!
フランス・パリ観光の思い出に閲覧・コメントを頂、有難う御座います!
今日はヨーロッパ旅行最後の観光をアップしていますので、お付き合いの程を宜しく願います!

21日は全国的に黄砂と強風の日だったようですね!
ダストボウル(風塵)と言う言葉は、始めて聞く言葉ですが黄砂との違いをウインぺディアを見て納得!
大きな大陸ではこの様な現象が起きているのですね~!

それではまた明日!・・・
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おはようございます (naoママ)
2010-03-24 09:04:37
先日の日曜日の黄砂は凄かったですね。
外を歩くと空気が黄色い感じでした。
この風の中には砂以外に、さまざまな化学物質も入っているに違いないと主人と歩いていて話しました。
「ダストボウル」とは言い得て妙ですね。

「金北山」頂上のレーダー、今でもシッカリと存在しているのですね。
昔あの近くまで登りましたが、撮影禁止でした。
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おはようございます (mico)
2010-03-24 09:51:27
山にはまだこんなに雪が・・
本格的な春はもう少し先のようですね。
こちらも酷い黄砂でした。
「ダストボウル」気になりますね。
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あの黄砂佐渡まで (シクラメン)
2010-03-24 10:42:40
おはようございます。21日(日)のひどい黄砂は京都までと思っていましたが佐渡までひどかったのですね。私も墓参りを二ヶ所行くので
家ではそう黄砂が気にならなかったのですが
車の前方の視界が極端に悪かって雨で大変汚れたのです。ダストボウルの言葉初めて知りました。
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黄砂 (tetu)
2010-03-24 10:53:06
最近の車に積もる黄砂は、粘り気がありますね。有機物を多く含んでいるようです。洗車しても2日もすれば、気になるほど白くなります。

 高度成長期に、電車が午後2時と言うのにライトをつけて、車内も照明をつけて走っていましたね。人の知恵が働いて、収まったけれど。

 今回は簡単に収まりそうにないですね。
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Unknown (the-fuji)
2010-03-24 11:55:08
黄砂は昔から知っていましたが、日本への影響はそんなになかったのではないでしょうか、最近はこの時期決まって話題になりますね。
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こんにちは (空見)
2010-03-24 16:23:06
ダストボウルですか。。さもありなんと思えます。
中国はかつての日本と同じ道を、すごいスピードで
走っている・・とか。さまざまな犠牲?が出るかもしれません。

先ほどウォーキング(小雨の中)、して帰りましたが
・・なんと今は降りつのる雪になって積もり始めました。
春とはいえ、まだしばらくは安心できませんね。
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mitirinさんへ。 (地理佐渡..)
2010-03-24 17:53:42
こんばんは。

毎年繰り返される現象ですが、
ダストボウルの意味合いを考
えますと、同様の現象が起こ
らぬかと少し気になります。
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