戦後の高度成長を経験した身としては、平成以後の停滞がにわかには信じられないものがあります。
日本人の劣化がここまで酷くなったのには驚くしかない。やはり、80年代に戦前育ちの経営者が一線を退いた影響が大きかったようです。
つまりは、戦前と戦後で日本は完全に変わってしまったということです。それも、GHQの企みにまんまと乗せられた所為であることは間違いなさそうです。
やはり、日本は、何としても戦前の素晴しさを取り戻すことが必要です。
そんな思いをねずさんが取り上げてくれています。
何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。そして、何としても素晴しい日本を取り戻したいものです。
ねず さん のひとりごとより 2023/12/09
世界恐慌
・・・略
さて今回の記事は、歴史から見た経済問題です。
日本はいま30年続くデフレに苦しんでいますが、ここまで長期に渡る不況は、実は維新後初めてのことです。
歴史的には、日本が以前にデフレ経済で苦しんだのは、戦前の昭和恐慌ですが、この昭和恐慌は、その後に世界大恐慌が加わり、まさに国の不沈に関わる極めて危険な状況となりました。
まず日本は昭和2年(1927年)に、昭和恐慌が始まっています。
これは、第一に関東大震災後に乱発された震災手形の支払猶予期間が終わり、その支払のために国内企業の資金繰りがきわめて悪化したこと、第二に、台湾銀行 が鈴木商店に対して3億 5000万円もの不良貸出しをしていることが明るみに出たことから、銀行への取り付け騒ぎが始まり、銀行の休業が続出するというたいへんな事態が起こりま した。
これが「昭和金融恐慌」で、この対策のため当時の日本政府は、パニックが始まった2ヵ月後には政府でモラトリアム (支払猶予) を開始し、また日銀から特別救済融資を行うことで、この金融恐慌をわずは数ヶ月で沈静化させています。
ここまでは、政府の行動は実に見事だったのですが、このあとすぐに、当時の日本政府はどういうわけか極端なデフレ政策(物価抑制政策)に走るのです。
この途端にに起きたのが、世界大恐慌でした。・・・中略
大事なことは、世の中は刻々と変化しているということです。
力が正義であり、富は奪うものということが、500年続いた欧米型の支配の構図です。
けれど、そういう世界は、いま終わろうとしています。
互いに助け合うこと、協力し合うこと、愛し合うこと。
そして、はたを楽にさせることが働くこと。
そういった日本古来の文化性が、いま世界中で見直されようとしています。
力の支配の時代から、文化による共同の時代へ。
世界はいま大きく変化しようとしています。
日本は堂々と、いまこの瞬間にできる誠意誠実を果たしていけば良いのです。
このことは、新技術が常に蓄積か収奪からしか生まれないという事実と結びつき、日本が日本古来の蓄積された文化性に目覚めるとき、それが世界を変える原動力となって、いっきに世界の常識を覆すという事態と関連します。
日本は、日本人が日本古来の文化性に目覚めることで、世界のリーダーとしての役割を担うことになるのです。
実は筆者は、このことがどうしても理解できなかった経験を持ちます。
それは、サラリーマンだった頃のことです。
新体制を築くことになったとき、上司から「新しい体制の精神的支柱となれ」と言われたのですが、これが理解できない。
現実的な目先の利益である、昇格とか昇給とかがないのに、精神論か?という疑問しかわかなかったのです。
けれど、いま振り返るとわかります。
もし、そのときに、目先の現実的利益を追わず、その瞬間ごとに起きる様々な出来事に際しての「現場を大切にする」という理念を大切にしていたら、自分ひとりのみならず、おそらくその後の会社の組織も体制も、大きく代わっていたのではないか。
自分一人なんて、取るに足りない一個の存在でしかないけれど、ひとりというのはゼロではないのです。
たとえ一円玉でも、千個集まったら千円になるし、一円足らないだけで、買い物ができなかったりするのです。
最後はなにやら禅問答のようになってしまったかもしれませんが、日本人に生まれたのです。
日本人なら、日本を信頼する。日本の文化を信頼する。
縄文以来、すべてはそこから始まっているような気がします。
もう西欧崇拝から目覚めるべき時が来ているようです。日本の素晴しさをもう一度思いだし、なんとしても再生したいものです。日本の未来も世界の未来もそれに掛かっているのじゃないでしょうか。
世界は、それを待っている。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます