団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★パイン・ルート・オイル

2013年08月20日 | 日本再生

  第 4619回で も取り上げたドクター中松という名を知ったのは何時頃だったでしょう。パソコンを初めて、フロッピーディスクの発明者だと知って、日本にも凄い人がいるも んだと関心を持ったものです。その人が、テレビに出るようになったので興味深く見ましたが、どうもテレビ局 でキワモノ扱いのような感じで利用されているよ うで気の毒になり、あまり見なくなりました。
  それでも、今回の参議院選挙に東京から立候補したので、都知事選の時ももしかしたら面白いことをやって くれるのじゃないかと期待していましたが、相変わらずの都民の選択にがっかりしたものです。
  ねずさんが、その中松さんの興味深い終戦時についての論文を紹介してくれています。以前にも一度読んだ ことはあったのですが、その荒唐無稽振りににわ かには信じがたいものはありますが、最近では戦前の日本人ならこのくらいのことはできたのじゃないかと思わずのめり込んでしまいました。

  その真実はともかくとして、その中 でも興味を持ったの がパイン・ルート・オイルです。これは文字通り松根油だと思うのですが、今や松くい虫の被害で殆ど見なくなった松の木が私の子供のころにはどこにでもあり ました。その大抵の松の幹に斜めに溝を掘った跡がありました。松やにがその溝に白く固まっていたものです。それ は、戦争中にガソリンがないのでああやって 松から松やにを採取してそれをガソリンの代わりに使ったのだと大人が教えてくれました。ガソリンに比べるとエンジンの性能を十分に引き出せなかったので日 本は戦争に負けたのだと聞いたものです。

  その松根油が中松さんによると終戦 時に十分な量を作り だしていたというのです。これは興味ありますが、さらっと触れているだけで本当かどうかも分かりません。もし実際に実現されていたのなら中松さんほどの人 ですから今でも製造できそうな気がするのですが、やってないということは無理なのでしょうか。今こそ求められて いる技術だと思うので何とか実現してもらい たいものです。

  ねずさんの ひとりごとよ り  2013.08.14 Wed

  ド クター中松の日本は負けていない!

  ・・・略

   この戦争を始める理由になった燃料については、私の先輩で百歳の長寿を全うした帝国海軍機関学校第四十期生木山正義機関中佐と、又、私の先輩東京帝国大 学工学部桑田勉教授の研究により、南方からの油を頼る事なしにパイン・ルート・オイルから終戦直前十年分の燃料 を創り出したのだ。

これに加えて更に「太陽と水と大地」が あれば永久に生産出来るバイオ燃料を創り出す事に成功した。

しかも空襲に耐えるため蒸留工場を全国 に分散して建設し、製造した。

この蒸留装置製造を実現できたのは海軍 艦政本部が木山中佐の依頼に全面的に協力し蒸留装置を急速に造り全国に設置したからである。

これで日本は永久に戦える燃料を終戦前 に用意できたのである。…以下略

   ウィキペディアより
 松 根油  

   松根油(しょうこんゆ)は、マツの伐根(切り株)を乾溜することで得られる油状液体である。松根テレビン油と呼ばれることもある。太平洋戦争中の日本で は航空ガソリンの原料としての利用が試みられたが、非常に労力が掛かり収率も悪いため実用化には至らなかった。 松根油はよく樹液や樹脂(松やに)あるいは それらからの抽出物と混同されるが、このうち樹液は木部を流れる水および師部を流れる糖などを含む水溶液であり関係ない。松根油はテレビン油の一種であ り、上質なテレビン油は松やにを水蒸気蒸留して得るが、松根油はマツの伐根を直接乾溜して得られるものであり、 採取した松やにから得るものではない。戦前 は専門の松根油製造業者も存在し、塗料原料や選鉱剤などに利用されていた。昭和10年頃の生産量は6,000キロリットルほどであった。…以下略

ここによるとどうも幹から採ったやには ガソリンの原料にはならないようです。文字通り松の根から採っていたようです。
  研究がされていたことは間違いないようですが、まだ実用化までは行ってなかったようですね。それとも中 松さんの言われるように既に実用化されていたのか気になるところです

 今でも松やにを利用している企業があ るようで、そこでも松根油を詳しく取り上げていました。

   ハリマ化成グ ループ → 22. 松根油(しょうこんゆ)を訪ねて

  こういう企業もあるところをみると 松根油は実用化には遠そうですね。それでも戦後と比べれば格段に進歩しているだろう技術で何とかモノにならない ものなのでしょうか。

どこかやって ないのかな!



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