空気や水の素晴らしさから人間が住む所とは思えないChinaですが、経済発展による工場廃棄物だけの所為ではないようです。何もなかった戦前からその酷さは同じようなものだったようです。勿論人間の性質も。
そんな戦前の素晴らしいChinaを暴露してくれていたアメリカ人がいたそうです。その貴重な本が新しく訳して出版してくれたようです。
宮崎さんが書評で取り上げてくれています。何時ものように宮崎さんの実際の経験も書いてくれているので面白い。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和弐年(2020)3月13日(金曜日)弐 通巻6401号
書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
中国人はなぜ不潔で不誠実で嘘つきで個人主義なのか
アメリカ人が、自分の目で見た地獄を、誠実に活写した一級資料の新装版
ラルフ・タウンゼント著。田中秀雄、先田賢紀智訳
『暗 黒大陸中国の真実(新装版)』(扶桑書房出版)
すでに一部の読書人はお読みになった書であるが、初版(日本語版の)は2003年、そういえば神楽坂の出版倶楽部(い まは神田に移転した)で、この翻訳本の出版記念会が開催され、評者(宮崎)も出席したことを昨日の出来事のように思い出 す。
新装版の上梓理由は、本書が歴史的証言に基づいた当時の中国観察の貴重な資料として、それなりの需要があることと、最 近の第二次世界大戦前後の歴史書の氾濫のなかでも著しい変化による。すなわちアメリカで歴史修正主義に基づくまったく新 しい歴史書や研究報告などが相次いでいることである。
同時にルーズベルトの偏執的反日主義大統領が日本に戦争を仕掛けたことが明白となり、それは併行して、当時アメリカに蔓 延していた中国を好意的にみるメディアや宣教師たちが、いかに出鱈目な報告をしていたか、そしてルーズベルト政権には ごっそりとソ連のスパイが這入り込んでいて、共産主義の悪を伝えるジャーナリストを意図的に遠ざけていたことなどが密接 に関連する。
だから真実を語ったタウンゼントが何故ルーズベルト政権に拠って弾圧されたかという歴史の真相が漣列に浮かび上がったか らである。かれは刑務所に入れられたのだ。
もとより、本書の読まれ方は、80年以上も前にアメリカ人外交官が、なぜ中国が反日に走るかを克明に、しかも実体験を 元に描ききっているポイントにある。
福州で流行したコレラについてタウンゼントはこう報告した。
「残忍さ、特に役人の残忍さは眼に余るものがあるが、中でも福州でコレラが流行った夏のことは忘れられない。天秤棒や ら竹籠を担いでいた者が突然倒れてもがき苦しむ。知り合いや身内が通りかかりでもしないと、そのまま死ぬ。引き取り手が なければ、野ざらしである。上海の各紙は死者数を少なめに報じたが現地はこうであった。あっちの家でもこっちの家でも死 者が出る。葬列が絶え間なく続く。墓掘り人夫は大繁盛。だから『報道はおかしい』とすぐ分かる」 (71p)@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
いまの武漢コロナ、死者数がおかしいということは殆どの中国人は知っている。
中国人は「家に豚を入れるから、豚小屋と変わらない。中国人は動物が入って汚しても気にしない」
家の中の穴がゴミ捨て場、そこに「家畜の排泄物やらなにやら混ざった泥が流れ込んで不潔なこと夥しい。(中略)清掃は しない。数年に一度、焼却するだけである。臭くて息も出来ない。汚い豚が家の中に入ってきて、蠅を追っ払って餌を漁った り、柱に背中を擦りつけたりする」(81p)
ともかく「中国人の家と町並みは世界一、汚い」。
ところが外見だけは飾るのだ。「外見が綺麗だとすべてが清潔で綺麗だろうと思いがちであるが、そうではない。着る物以外 は不潔極まりないのである」(84p)。
80年前の中国と、いまの中国と何処が違うの?
以下にこの話の続きとして評者の個人的な体験を綴る。
黒竜江省の省都、哈爾浜からロシア国境に近い牡丹江あたりへ来ると、まるで田舎町である。ヘドロのような河の水をくみ 上げてスープを造っている。一口飲んで、すぐに吐き出したが、三日ほど下痢が続き、「うまい」と言って全部呑んでしまっ た旅仲間は帰国後の十日間、腹痛が深刻だった。
広州から西へ三時間くらいのところにクーリ貿易で栄えた開平(カイピン)という町がある。
対岸から河岸に並ぶ屋台をみていた。やはり汚水のような河から水を汲んでラーメンをつくり、しかも食器をその川水で洗っ ていた。中国人には免疫力が備わっているので、それくらいのことでは腹痛を起こさないのだ。
蛾眉山の麓のホテルに宿泊したときも、真ん前の屋台にサソリをその場で焼いてくれる店があった。半焼きだったので、そ の部分は捨てて食べたが旅友は全部たべて、翌日ひどい下痢に襲われていた。
北京は上海の一流レストランでも、コックは手も洗わない、マスクもしないで料理をしている。
昔、そう三十年ほど前だが、当時、超一流といわれた北京飯店に半年駐在だった三越社員の買い付け専門家によれば、「日本 人客か、なら唾を入れてから、やおらフライパンを炒めていた」と目撃体験談を話してくれたことがある。評者、その程度の ことではまったく驚かなかった。
何とも凄まじい国ですね。そんな国を訪れる勇気に驚かされます。清潔好きの私としては絶対に行きたくないところです。と言うか、世界に私を受け入れてくれるのは日本だけかもしれません。
つくづく日本に生まれて良かったと思います。世界は、グーグルで十分堪能できます。
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