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中国の「シャープパワー」を警戒せよ

2018年02月21日 | 中国

  産経の中国の「シャープパワー」という目次に、シャープが又、中国に利用されるのだろうかと読んでみたら、何と、中国の悪辣な世論操作を使っての体外戦略のことをアメリカで言いだしたようです。いよいよ、バカなアメリカも目が覚めだしたのでしょうか。

  河崎さんが書いてくれています。

 


  産経ニュースより   2018.2.6

 【河崎真澄の緯度経度】調 略+恫喝などで相手を屈服 中国の「シャープパワー」を警戒せよ

 西側の民主社会にカミソリのように鋭利に食い込んで政治を分断し、世論操作を狙う中国の強引な対外戦略が「シャープパ ワー」と名付けられ、注目されている。米政府系の「全米民主主義基金(NED)」が昨年12月に公表したリポートで初めて 使った造語だ。

 対外戦略として一般的に知られるのは、強大な軍事力で強制力を生み出す「ハードパワー」と、ライフスタイルや価値観、魅力 的な文化や伝統に共感してもらうことで国際社会から信頼を得る「ソフトパワー」だ。

 ハードやソフトのみならず、「調略(ちょうりゃく)」「恫喝(どうかつ)」「いやがらせ」を巧みに組み合わせ、相手の側か ら中国に媚(こ)びへつらうよう転向させる戦術こそ、中国のシャープパワーなのだという。

 英誌エコノミストはシャープパワーの例として、昨年死去した中国の民主活動家、劉暁波氏をめぐるノルウェーとの関係を挙げ た。

 国家政権転覆扇動罪で服役していた劉氏にノーベル平和賞を授与したノルウェーに対し、中国は「ノーベル平和賞は西側の利益 の政治的な道具だ。中国社会を裂こうとしている」(環球時報)と猛反発。サーモン輸入禁止など経済的圧力や外交関係の寸断な どのいやがらせを続けた。ノルウェーは対中関係で正常化を求め続け、中国に屈する道を選ばざるを得なかった。

 ただ、“歴史戦”を中国に仕掛けられて久しい日本からみれば、なにをいまさら、との印象も受ける。日本で「三戦」と呼ばれ る中国の対外戦略は「シャープパワー」に近いものだ。

 「三戦」は例えば、反日デモや抗日行事を通じて、中国国内に加え日本人の意識にも影響を与える「世論戦」、尖閣諸島(沖縄 県石垣市)がパンフレットの地図に描かれていないと攻撃して日本企業にいやがらせし、意欲をそぐ「心理戦」、南シナ海の領有 権主張で独善的な解釈を一方的な自国の法に求める「法律戦」などだ。

 過去の戦争に対する一部の日本人の“贖罪(しよくざい)意識”もそこに利用されてきた。

 日本の中国研究者やメディアに対して、反中的な勢力には研究や取材を妨害したり、入国に制限を加えたりするなどのいやがら せを繰り返し、親中的な言動をする人物のみを優遇することで批判を封じ、“たいこ持ち”を増やす手口だ。

 古くは「孫子の兵法」にある「戦わずして勝つ」との教えも、実はシャープパワーではないか。数千年前の思想を21世紀の国 際社会にもぶつけてきたのだ。

 一方で、シャープパワーとの呼び名で、欧米でも改めて中国の“本質”が認識され、警戒レベルが上がったことは歓迎すべき だ。

 政治学者イアン・ブレマー氏が代表を務める米調査会社ユーラシア・グループは、今年の世界「10大リスク」として「米国不 在の真空状態を愛する中国」をトップにした。内向きなトランプ政権の米国とは対照的に、習近平指導部は周辺国や欧州を中心 に、中国の国際的な影響力を強めようとしている。そこでシャープパワーが仕掛けのカギになる。

 エコノミスト誌は、「欧米の民主主義国が中国のシャープパワーを無視することは西側にとって危険を意味する」と指摘した。 いかに中国からの一撃を回避して対抗するか、西側は結束すべきだと訴えている。

 中国は対日関係改善に意欲を示し始めたが、警戒を怠るべきではあるまい。(上海支局長)

  良いですね、こうやって少しでも多くの国や企業が中国の危険さを認識し、一日も早く叩き潰すことこそが、世界を救う為に必要です。
  それにしても、こんな化け物を育てたアメリカを始めとした金の亡者達は、これでも金の虜になって離れられないのでしょうね。

目を覚ませよ!


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