日本の農業や食糧自給率の救世主となるかと、第 4955回の 「ゴパン新バージョン」などで期待した米でパンを作る画期的な商品「GOPAN」 を取り上げてきましたが、その後、爆発的に普及したとかコメの消費量が飛躍的に増大したとの話題も無いので、苦戦してい るのかもしれません。
ところが、コメの方の開発が進んでいるそうです。
SankeiBizよ り 2015.5.18
コ メをゲル化、硬さや食感自在に 農研機構、食品新素材開発進む
炊いたコメを特殊な機械を用いて高速でかき混ぜ、ゲル化した「米ゲル」という食品素材の開発が進んでいる。硬さや食 感を自在に操ることができ、パンや麺、スフレ、クリームまで、さまざまな食品に変化するのが特長だ。
国立研究開発法人の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)食品総合研究所で生まれた。上席研究員の杉山純一氏 は「これだけ七変化する食品素材はこれまでなかった。コメの新たな利用法にもなる」と期待を込める。
既に食品事業者を対象とした講習会を開いており、年内には商品が流通する見込みだ。
米ゲルは、通常は家畜の餌に使われる「モミロマン」など粘りの少ない品種のコメを用いる。水分の量や温度などの条件 により、どろっとしたクリーム状やプルプルしたゼリー状、ゴムボールのような状態まで、さまざまな硬さや食感にできる。
パンの場合、小麦粉に2、3割混ぜる使用法を想定している。皮もクリームも米ゲルからできたシュークリームも作れ る。卵や油脂を抑えられ、カロリーを低くできる利点がある。
コメを製粉した米粉で作ったパンに比べ、時間がたっても硬くなりにくく、米粉ほど特殊な製粉工程を必要としないた め、コストも抑えられるという。
ゴパンもそうでしたが、これは意表をつかれました。これも面白そうです。米粉よりコストも抑えられるとなると普及の可能性も高くなりそうです。これは、何 とか実用化に漕ぎ着けてもらいたいものです。
ゴパンには気の毒ですが、代わって、日本の救世主となれる可能性がありそうです。コメの問題が解決すれば、エネル ギーと共に、日本の弱点だった食糧問題も大きく改善できるはずです。
それにして、頭の良い人達が色んな開発に頑張ってくれているんですね。やはり、日本人は凄い。
いよいよ、日本再生が見えて来 たかも!
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