◇ドメスティック・フィアー(2001年 アメリカ 89分)
原題/Domestic Disturbance
監督/ハロルド・ベッカー 音楽/マーク・マンシーナ
出演/ジョン・トラボルタ ヴィンス・ヴォーン テリー・ポロ マシュー・オレアリー
◇トラボルタはサスペンスがお好き
ハリウッドの定番を2h特別版にしたような感じっていったらいいんだろうか。ま、なににしても、トラボルタはサスペンスが似合う。
ただ、デビューしてすぐにスターにはなったんだけど、5年くらい、不遇な時代があった。
『ベイビー・トーク』でちょっと復活して『パルプ・フィクション』で大成した。この映画はそれから少しして、あぶらが乗ってきた時代のものだから、頬がますますふっくらしてる。
そんなことはどうでもよく、舞台になっているのは、メリーランド州サウスポート。そこで、少年のいうことを誰も信じてくれないっていう狼少年の話が展開する。なんでだろう、ほんとにアメリカ人はこの話が好きだ。母親が突如賢くなるのは唐突だけど、息子と父親っていう構図も、アメリカ人は大好きだ。
この制作時、トラボルタは、そういうのも似合うようになってきてたんだね。