◇G.I.ジョー(2009年 アメリカ 118分)
原題 G.I. Joe: The Rise of Cobra
staff 監督/スティーヴン・ソマーズ
脚本/スチュアート・ビーティー デヴィッド・エリオット ポール・ラヴェット
原案/マイケル・B・ゴードン スチュアート・ビーティー スティーヴン・ソマーズ
撮影/ミッチェル・アムンドセン 美術/エド・バリュー
衣装デザイン/エレン・マイロニック 音楽/アラン・シルヴェストリ
cast チャニング・テイタム レイチェル・ニコルズ イ・ビョンホン シエナ・ミラー
◇因縁話の舞台は日本
その昔、『W3』っていう漫画があった。
手塚治虫のSF漫画なんだけど、そこにとある秘密機関が出てくる。
『フェニックス』っていうんだけど、
要するに007みたいな人達が機関員になって正義のために闘うんだね。
そのフェニックスに主人公の兄さんが入るところから始まるのが、少年マガジン版。
ところが、こちらの『W3』はいきなり打ち切りになり、少年サンデー版が始まった。
どちらかといえばマガジン版の方が青年向けな感じがして、ぼくは好きだ。
で、なんでこんな話をしているかというと、
この映画を観てる間中、フェニックスがおもいだされていたからだ。
もちろん全然ちがうんだけど、
ぼくの思考回路は昭和の漫画で出来ているから仕方がない。
ただ、映画の中で描かれている日本は、まさしく昭和だった。
それも中期、もしかしたら初期。
「あんな日本、もうないから」
といいたかったけど、変なこといったらイ・ビョンホンのファンに怒られるよね。
なんで因縁話が日本で、日本刀を2本も肩にさしてるのか知らないけど、
刀の背負い方が逆だよって、誰も教えてあげなかったんだろうか?
実は、この背負い方は日本人も多くの人が間違えてて、
映画やテレビでも、逆に背負ってるものが多い。
少なくとも、ぼくが知ってる「ちゃんとした肩かけ方」をしてる映画は1本だけだ。
ま、そんなことはともかく、
なんでも破壊しちゃうナノマイトっていう新薬の奪い合いが話のへそだ。
ところが、登場人物が多いもんだから、話が妙にこんがらかり、
アクション主体に進んでく分、ま、いいかとおもってしまった。
だって、物語の中身を追うより、アクション観てる方が楽なんだもん。
ただな~、イ・ビョンホンは日本人っていう設定だよね?
なんで、日本なんだろ?
やっぱり、忍者ってのはそんなに凄いのかな?