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ブレードランナー ファイナル・カット

2013年06月20日 14時06分21秒 | 洋画2007年

 ☆ブレードランナー ファイナル・カット(2007年 アメリカ 117分)

 原題 Blade Runner: The Final Cut

 staff 原作/フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

     監督/リドリー・スコット

     製作総指揮/ブライアン・ケリー ハンプトン・ファンチャー

     脚本/ハンプトン・ファンチャー デイヴィッド・ピープルズ

     撮影/ジョーダン・クローネンウェス

     美術/ローレンス・G・ポール デイヴィッド・L・スナイダー シド・ミード

     衣裳デザイン/チャールズ・ノッド マイケル・カプラン

     特殊効果/ダグラス・トランブル リチャード・ユーリシッチ デイヴィッド・ドライヤー

     音楽/ヴァンゲリス

 cast ハリソン・フォード ルトガー・ハウアー ショーン・ヤング ジョアンナ・キャシディ

 

 ☆レプリカントは一角獣の夢を見たか?

 この映画がどれだけ面白くて、どれだけ物凄くて、

 撮影されるのにどれだけ苦労して、どんな裏話があったのかとかいう、

 数え切れないくらいのいろいろなことは、あえて書き留めておくこともない。

 要は、また観ればいいんだから。

 1982年、初めてこの映画を観た。

 当時は、

 ハリソン・フォードとショーン・ヤングのネクサス7型ふたりが、

 オーバー・ルック・ホテルをめざしてコロラドの山の中を飛んで行きながら、

 なんともハードボイルドなハリソン・フォードの独白が重なる場面が、

 ラストシーンだった。

 11PMだったかなんだったかで、SF映画の新作が出来たっていう宣伝があり、

 そこにハリソン・フォードが出てるけど、小難しいんだっていう噂だけが先行してて、

 あまり評判はよくなかった。

 けど、当時、大学に通ってたぼくや友達たちは、みんな、

「おおおお」

 と、声をあげてた。

 こんな映画観たこともなかったし、

 あまりにも哲学的すぎて、なにがなんだかよくわからなかったけど、

 それは当時の映画としては、そんなに珍しいことじゃなかった。

 もっと小難しい映画はごまんとあったし、ぼくらはそういうのが好きだった。

 このファイナル・カットで嬉しかったことは、

 ジョアンナ・キャシディが透明なコートをいまだに自前で保存してて、

 それを使って追加撮影をしたっていうことと、

 どちらかといえば否定的な態度に出てたハリソン・フォードの息子が、

 当時のハリソン・フォードと同じ年になって吹替えで出演したっていうこと。

 なんだか、嬉しい。

 ただ、いろいろと見比べておもうことは、

 リドリー・スコットはもちろん嫌がるだろうけれど、

 やっぱりハリソン・フォードのラストの独白はあった方がいいな~と。

 それと、

 ファイナル・カットにするんだったら、

 未公開のシーンをもうあと30分、つけたしてほしかったわ。

 もしかしたら、舞台になってる2019年に、

『ブレードランナー2019』

 とかってタイトルで、出してくれるとか?

 それは、観るわな。

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