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エンド・オブ・ホワイトハウス

2013年06月22日 18時01分05秒 | 洋画2013年

 ◎エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年 アメリカ 120分)

 原題 Olympus Has Fallen

 staff 監督・脚本/アントワン・フークア

     製作/ジェラルド・バトラー マーク・ギル アラン・シーゲル

     撮影/コンラッド・W・ホール 美術/デレク・R・ヒル

     衣裳デザイン/ダグ・ホール 音楽/トレヴァー・モリス

 cast ジェラルド・バトラー アシュレイ・ジャッド モーガン・フリーマン アーロン・エッカート

 

 ◎オリンパス、陥落

 ホワイトハウスのコード名がオリンパスっていう話は初耳だったので、

 ほんとうかどうかはわからない。

 毎度のことながら、知識と情報が不足してるわ~。

 でも、

 ギリシャ神話に出てくる「神々の住まう山」だってことくらいは、

 どれだけ物を知らないぼくでも知ってる。

 いや~、いかにもアメリカ合衆国のつけそうな隠語だよね。

 矜持のかたまりっていうか、もう、なんもいえない。

 ただ、北朝鮮そのものの派遣した武装集団ではないにせよ、

 工作員がAC-130を乗っ取ってワシントンまで侵攻できたり、

 日本海から第七艦隊を撤退させるのが最初の条件だったり、

 合衆国中の核弾頭ミサイルを自爆させようとするなんてことは、

 アメリカに敵対している国が陰にいないかぎり、無理だ。

 設定では、もちろん、北朝鮮との関係は曖昧なままにしてあるから、

 まあ、そういうことで観るしかない

 それにしても、

 AC-130の凄さはどうだ。

 AC-130HスペクターかAC-130Uスプーキーなのか、

 見る人が見れば一発で違いがわかるんだろうけど、ぼくにはわからん。

 けど、どっちだっていい。

 ものすげー強い。

 この空中戦と対地攻撃の場面を観るだけでも興奮したけど、

 気になったのは、女優のふたり。

 大統領夫人を演じた聡明な美しさが魅力のアシュレイ・ジャッドが、

 冒頭で事故死?するのは、ちょっとばかり残念だったけど、

 そのかわりに、国務長官を演じたメリッサ・レオが非常に好かった。

 彼女は『フローズン・リバー』でやけに上手な女優さんだなとおもっていたら、

『オブリビオン』ではモニター画面を通してしか顔が見られず、

 ちょっとだけ物足りなかった観はあったものの、今回は大活躍だった。

 まあ、細面で皺が深い分、なんだか貧相に見え、苦労してきた印象は濃くなるけど、

 そうした人生の味わい深さが、

 合衆国に忠誠を誓う鉄のような女って感じで、よいです。

 ただ、現代の時間設定では、

 ホワイトハウスが陥落するのはタブーかとおもってたんだけど、

 そうでもないのね。

 このあたり、アメリカは寛容っていうのか、

「たとえ、ホワイトハウスが陥落しても、アメリカは闘うのだ」

 っていうプロパガンダと捉えて許容したのかは、わからないけど。

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