船に上がる前に3分間の安全停止が必須だ。
それを怠れば、肺の過膨張破裂を引き起こすこともある。
破裂だからコロナ感染の比ではない。
肺は、破裂させたらお終い。
ダイバーの事故は、これが最も多かったと記憶している。
そうでなくても水深30m位から上るとBCDの空気を抜いても身体は浮きがちになる。
慌てて岩に捕まるか、最初からウェイトを増やしておくほかない。
だった1kgで命の分かれ目なんていうのもシビアだが。
ダイブコンピュータは、確実に3分の時を刻む。
その3分間こそ、撮影チャンスだ。
魚ではなく人間をとるのに。
こんなことを繰り返していると、多分良いシャッターチャンスにも恵まれることも、まれにある。
撮らなきゃシャッターチャンスすら訪れない。
だから船のアンカーロープを足に絡めて停止し撮りまくる。
水深5mの風景だ。
そして浮上すれば半水面撮影だ。
もちろん撮影機材の設定だの構図だのを考えている時間はない。
ありのままで撮る。
といってモタモタしていると、下からまだダイバー達が上がってくる。
浮上の時は結構忙しい。
沖縄県慶良間諸島
GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
1)ISO192,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
2)ISO142,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
3)ISO100,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/1359