Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング216. 小説:小樽の翆147. スパイシーなカレーの臭い

2020年08月19日 | Sensual novel

 

 巷では、お盆休みだけど、病院の看護師である翆は、小樽の感染症が拡大したから休日返上の勤務だ。今時看護師は、休むどころではないのだ。翆も感染病等に看護師が移動したので、病棟は、残りの看護師でフォローするから仕事が山積みだ。看護師長さんから、今は休めないよね。感染症が治まったらビックな休暇をとってください、といわれているぐらいだから、週1日休みだけど、翆は淡々とこなしている。

ならば今日はアチキが夕飯の料理をつくろうと考えた。さてレシピ・・・。

スパイスは、

胡椒、クミンパウダー、カレーパウダー、カルダモン、コリアンダーシールド、グローブの粒、クミンシード、赤唐辛子か。瓶が、ワクチンのレムデシベルみたいだと思うのも今の時代故か・・・。

あとは鶏もも肉だから、唐揚げ用でいいか。されに玉葱にトマトの缶詰だな。まあ近所の生協で調達できそうだ。デザートにリンゴのコンポートでもつくろうか。そんなわけで夕方から調理場に立つ。

先ずは玉葱のみじん切りを炒めるか。そこに鶏肉とトマトの缶詰を加えて・・・・、さてスパイスの分量が書かれいないから、自分の舌で決めろということか。

・・・・

そんな風にしてカレーができあがる、いけるじゃん。

翆が帰ってきた。

翆「スパイシーなカレーの臭い。あらつくったんだ」

夏だもん、ここはスパイシーなカレーかなと思ってさ。

翆「うん、美味・・・」

・・・・

北海道とはいえ、夏は本州気温ではないが、スパイシーな味覚は欲しい気分だ。

さあ!、体力を回復!・・・!?

夏の夕方、オレンジ色の空が広がる。

コメント (1)
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