伊豆諸島の青ヶ島沖近海で、金を含んだ熱水噴出孔を発見したのは、2015年東大の研究部隊。岩石1トン当たり17gで、世界金鉱の3~5gと比べれば、3~6倍の濃度。問題は、深海の岩石からどのように、金を取り出すかで悶々として時間経過。IHIの社員が小さいころに藻に金が付着したことを思い出し、苦心して自己研究し、社内で認められ組織的な取り組みとなった。現在では、藻を板ノリのような金吸着シートに作り上げ、2021/8に700mの深海に設置。その結果が出るのが、2022/9の予定。もし、金が取れれば、資源のない日本にゴールドラッシュが起きる可能性が出てきた。久しぶりに、元気が出る情報が入ってきて、ちむどんどんだ。それにしても、このような新たな発見に対する、政府、大学、経済界、企業の活動が相変らず積極的でなく、プアなことが残念なことだ。コロナ、外交、経済、教育、ICT等々、世界から遅れをとった我が国が総力を上げて、起死回生のチャンスが巡ってきたというのに…。国会や地方議会を見ていると本当に情けなくなってくる。