健康寿命を保つために高齢者の暮らしには、適度な運動や生きがいとなる趣味を持つことなどがよく言われるが、その基盤は、豊かな「コミュニケーション」にあると思う。いつもそばにいる家族・夫婦間だからこそ、あたたかい言葉のキャッチボールを行いたいものだ。空気のような存在なので、つい相手のことを考えずに、自分勝手になることが多く、それが相手のストレスになるようだ。日々感じたうれしさや悲しさを共有し、軽いコミュニケーションで相手とかわす言葉、特に「ありがとう」ということが大切である。家庭内では、なかなか難しければ、外で練習すると、意外と家庭内でも自然と口に出るそうである。