マイナンバーカードの活用拡大に向けた改正マイナンバー法などの関連法は2日の参院本会議で成立した。現行の健康保険証を廃止して「マイナ保険証」に一本化、マイナンバーの年金受給口座とのひもづけが進められる。これからのデジタル社会に向けて、国民一人一人の認証化には、マイナンバー的なものは必要不可欠である。ところが、これを定めて、運用するには、現時点では多くの問題が発生する。マイナンバーの活用メリットを高めるための既存アプリケーションシステムとの連携部に問題リスクがある。また、どのシステムに使用しても、入力部で間違ってしまえば、別人となる可能性はある。最近発生した問題はこのケースが多い。だからその対策を明示的にとった仕組みを整えてからゴーサインを出すべきである。勿論、全国一斉本番ではなく、モデル開始、ステップを踏んで推進していくのが、ICT化本来の進め方である。
また、多少の問題事項も発生するというのが、ある意味致し方ないのであり、その時のリカバリーの在り方を前もって決めておくことも、最悪の場合は、国民にお願いすることもあるということもあらかじめ考えておかねばならない。日本のICT化は、そのレベルであるということである。
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