NHKの視聴率至上主義の番組つくりに今一度クレームをつけたい。
かつては、大河は国民的な番組と言われたが、ここ数年を見てみると、民放と同じたぐいと言いたい。
昨年の龍馬伝も最後まで楽しみに見たが、歴史的な面を曲げての放映(龍馬と岩崎弥太郎の接点がないのに、幼少から知り合いだったと変えたストーリー)は、いただけなかった。
脚本家やディレクターの視聴者が喜べば何でもする姿勢が許せないと思った。
今年の江の脚本には、さらに口が開いてふさがらない。秀吉の人間的ないやらしさ、秀吉を恨み憎しむ茶々が側室になっていく、きっちりと国民が納得するような微妙な心の変化を理解できるようなストーリーつくりをしないと、国民の怒りは最高潮に達します。
史実を曲げるどころか、番組つくりの稚拙さ(言葉使い、着物の鮮やかさ、江の大胆な行動、出演者の演技力の低さ)が続出するのが、許せない。
家康の伊賀越えで9歳(ドラマでは成人)の江が家康と一緒に道なき道の山、激しい流れの川を逃げる~~。なんて、昨年から伊賀越え調査を進め、幾つかをまとめ、お話をさせていただいている私としては、遺憾に思います。
日本という国は、歴史を正しく学び、いつまでも、道徳倫理観の高い国民でありたい。政治、経済が崩壊しはじめ、グローバル社会の中で人のこころが希薄となっていく事を少しでも避けたいと思っているものとして、NHKこそ、姿勢を正し、社会秩序、こころを高める事業活動をお願いしたい。
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