ジダンのMVPは何事ぞ

世界の様々な顔を見せてくれたワールドカップもイタリアの優勝で終わった。
プレー以外でも素敵な場面がいっぱいあったし十分楽しませていただいた。スポーツの祭典にどうかな?と納得できないこともあった。ジダンのMVPだ。
ルール違反の暴力行為にフランス人自身が「バカなことをした」と冷静なサポーターの声があるにもかかわらず、決勝戦以前に決まっていたのかもしれないが解せない。ルール軽視の感覚の影響は世界中の青少年をはじめ間接的には計り知れない。世界も国内もいろんな分野で、法の軽視が目立つ昨今なのにスポーツでも「強ければいい」「勝てばいい」のメッセージを送っているのでは。これじゃーお祭りの悪乗りでこの付けも最後はブーメランのごとく自分に戻ってくるものだ。
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北朝鮮

北朝鮮の拉致問題・ミサイル問題 直接関係する日本は経済制裁を施し国連安保への決議を求めた。交渉を基本にしながらも国際世論と力をバックにして解決を図っているようだ。それなりに正当性がある。2~3日前石原都知事は、「アメリカが
爆撃すれば金政権は吹っ飛ぶ」と軍事力の使用まで口にしていた。確かに力の論理は行き着くところそうなるかもしれない。爆撃ならやられる前にやらないと意味がないのも当たり前。今日本はそういう狭間に存在してるのかもしれないが、何か危ういものを感じないでもない。戦争で命を落とした多くの人たち(叔父は同級生の従兄弟を残してアッツ島で玉砕した。最後の思いを家族に書き残していた)は今の我々にに何が言いたいだろうか。改めて考えてみたい。
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成熟と崩れ

小泉首相はブッシュ大統領との記者会見で両国の関係をかつてない「成熟した関係」
と誇示した。石原東京都知事はこの閉塞した時代にオリンピックを開き、東京の「成熟した都市」を世界にアピールしたいとオリンピック招致の異議を述べた。偶然とはいえ日本や東京の状態を「成熟」と表現した。果たして「成熟」の言葉が現状を表す言葉として適切か?
確かにGDP世界第2位の日本とその首都ではあるが、同時に借金まみれの少子化・老人・自殺大国でもあり、驚くようなな犯罪も増えている。日本や東京を1枚の絵にすると「成熟」を過ぎた「崩れ」や所によっては「枯れ」の風景になるのは私だけだろうか。生きてきた過程や、今見ている風景の違いによるとは思うが。
それにしても知事の言っている[閉塞感のある成熟した都市」って何だろう?どんな東京の絵になるのか?書きようがないではないか。私は首相も知事も立場から出てくるメディア向けの言葉は別にして、頭の中の映像は私とそんなに違いはないのではないかとつい思ってしまう。
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