政治討論会

午前中,ＮＨＫとＴＢＳの二つの政治討論会を見た。ＮＨＫは経済財政がテーマ。担当大臣と税調など政府機関に関わる３人の大学教授に四手討論されるのだが、考えは殆どなく、全員経済成長拡大路線を前提に話している。これは安倍内閣の基本方針だがこの基本方針の妥当性可能性は全く触れられない。経済は大きさと同時に強さを見なければならないと思う。それが全く触れられない.今までもその傾向はあった。そして政府が言うような筋書きでは展開してこなかった。（例えば格差）ＴＢＳは田原総一郎のしかいで各政党の政策担当者とバックに学識経験者？がならんで教育基本法をテーマに論ずるのだが例によって田原さんのワンマンショー的な乱暴なもの。人の話は聞かない、話に腰を折る、決め付ける　話はあちこち飛んで深まらない。これからの子どもの成長発達そ論じ、社会的にも日本唯一と言って良いほどの人的資源の開発の基本法の大人の論議。ＮＨＫもＴＢＳも司会者や討論の参加者もさることながら。両極のこの番組の製作者に疑問を持った。この討論は狙いが全く分らなかった。それどころかこれでは世論形成を損ない視聴者の思考を縛るものでしかないと思った。こんな報道では貧しい庶民も、勝ち組と元気たけなわの大企業の経営者も頭を抱えることになる。この報道で得をする人が見出せない。これも社会の混乱の一断面だろうか。