「だって、40年も一緒でしょ!」

遠隔地で暮らす娘から電話があり、昨日から、妻とのクイチガイで不機嫌だと愚痴ったら「だって、40年も一緒にいるんでしょ!」と即座に返ってきた。「その通りだよな!」と言って、いっぺんに機嫌が直った。
 娘の声を耳もとで聞いた事もあっただろうが、この呼吸に親・子を改めて感じた。
  夫婦を40年やっても通じない事が、親子で反射的に通じる事がある。
   続いて「私も、家に居た時、同じ様な事をやった気がする。」ときた。思わず感じ入った。
     ヒトの親子(我々)も
やっぱり特別だ。

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やっぱり、盛り上げてるメディア

案の定、今日も朝から新聞やテレビは政治劇で盛り上げている。

   テレビも新聞(朝日新聞)も総裁選一色。しかもドラマ的な報道の仕方はピッタリ歩調が揃いどこかに演出家でもいるのかと思うほどだ。

   朝日新聞は、7面の紙面を使い、ある意味で面白く報道している。 
  《 麻生氏に3氏対抗》の1面トップの見出しで、
   【積極財政派】 麻生氏 
    【財政再建派】 与謝野氏 
   【上げ潮派】  小池氏  石原氏  
   大きなカラーの顔写真を立てに4枚並べる。  あたかも、劇場前で、これから始まる芝居の役者の看板を見ているようだ。   

    日本の国民が経済不安の中で、何とかならないかと政治に期待している時に、 (勿論、とりあえずずだろうが)上記の中からの選択を提示している。  その提示した看板の(~派)ネーミングはメーカーの手作りそのまま。  これではメーカーの商品宣伝の広告ではないか。 
    誰がどう見たって素晴らしく、どれも全部買いたくなるものばかり。  
    果たしてそうだろうか?  
   3枚の看板はどれもこれまで、使用し、確かめ済みのものばかりで、その結果が今日に至っている。  
        
    これを見て困ったものだと思うことが2つある。   
    1、勿論、野党はこの看板は使わないで反対などと言うが、基盤になる思考様式は同じ。  
    2、テスト問題同様、この中から選択せよと言われれば、その範囲     の 中で思考しか思考せず、その外に出られない。    これを中立や公正の名でメディアが縛る。   
 
   今日の経済状況を解決するには、これまでの思考の外に立って見直すより他に無い。   
   思考を封じ込めて、いくら総裁選や選挙や政界再編を繰り返しても、解決には向かわずこれまで同様、こじらせるだけ。  

    主体性を欠いたメディアには困ったものだ。

   中立や公正の看板はともかく、自分の頭を使って物を言い言葉を使って欲しい。

    

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ミスリードでは済まないメディア

「早く解散を」56%
 首相辞任「無責任」66% 本社世論調査  
 これは、9月4日朝日新聞朝刊 1面トップの縁取りの大見出し。  
   テレビにワイドショーはどこも総裁選、総選挙、政界再編の賑やかさ一色。 
  メディアの社会的役割の無責任さを超えた、積極的に果たしてる悪い役割を感じた。    
  国の内外の状況下で経済など国難ともいえる困難に至っている中で、今急いで求めら  れてるのは何か?  
  自分は今日にリードしてきた自民党や首相の急な辞任が良いとは考えていな い。  だからと言って、国民が本当に求めているのは総裁選、政界再編、総選挙だろうか? 
  国民に真の願いは遭遇している困難の原因を掘り下げ、合理的で明確な処方箋を基にして、解決して欲しいということではないか。
  私は地球に視座を備えない限り基本的な解決には向かわないと考えてきたが、 日本の政治は視座を世界に広げるどころか、国内の政局の問題にしてきた。  
  その中にあってメディアは、民意を問うという名目で、政局を政治ゲームのように描き国民の目を本質的な問題解決から目をそらせていないか? 
  目をそらされ政局に目を向けさせられた世論や民意が何度選挙をしても問題が解決するはずはない。
   公害紛いのメディアのリードは政治同様これまでやってきたことを振り返り、  狭窄的な視野や視座の確認をしてほしい。  

  首相辞任は「無責任」が世論だと調査?し、フィードバック(反芻)  させるのを見ていると、秋葉原事件を思い出す。  

 無責任なのは当たり前で、個人の人格の問題にして解決するものではない。  原因と背景を明らかにし対処しない限り、何時までも繰り返される。この理屈は  いいだけ経験してきたのに。

責任云々するなら、「選択し続けてきた国民 の責任 」「  世論の形成に無関係でなかったメディアの責任 」   を何故世論調査しないのか?

  自分のことを他人事にする問題が我々にないか?

  自分のやっている足元を棚に上げては機関であれ個人であれ、学者や専門家であれ、信用できないし信用されないのは、世の常。 

でも、そんなドラマがしばらく盛り上がる。 

   

  

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世の中悪い事ばかりではない

異常気象から世界経済の後退、家庭や人間崩壊など政治もからんで混迷した話が多すぎ、将来に希望を持ちにくい現実がある。
   確かにそうなのだが、これは現在の我々が目の前で求めている物を基準にした話ではないだろうかか?

  世界史的に世界を大きく捉え、変化を追ったら、悲観的なことばかりではない。

   黒人が世界のリーダーになるかもしれないと言うかつては考えられない夢のような事が現実になってきている。

  平和の問題も、世界の戦争犠牲者数は過去百年の前半の50年と現在に至る50年では比較にならなく少ない。(日本の太平洋戦争だけでも、他国の数千万人の命を奪い、自らも300万からの命を失ったという説もあるぐらいで、数字は不明なぐらい膨大。)
  いろんな問題を抱えながらも、国際化は進み、国境の垣根は低くなり、地球環境や資源、経済など共有せざるを得ない世界的政治のテーマが現実問題として国境や政治の壁を越えて解決を迫られ代表者が頭を集めざるをえない。

現代的な格差や貧困の拡大は大いにあるが、日本の50年前は他人と比べても仕方ないぐらい日本全体が酷く貧しかった。 

   先進国の植民地になり搾取され壊されたアフリカなどの貧困は、以前と比較できないカも知れないが、世界的には見直しやが始まり、いろいろありながらも【暗黒】から、抜け出す兆しは始まっている。

皮肉なことに、かつて「アメリカンドリーム」と世界の憧れだった超大国アメリカは、あちこちに不渡りを出して経済もあたふたし、【貧困大国】本が店頭に並ぶ。

格差といっても、上から下まで立っている地面は繋がってきたということだろう。



あまり賢くない思考錯誤をしながら、国際社会は道は遠いが、確実に一体化、一元化へとすすんでいるのではないか。 

   我々の周辺は、日々忙しく比較競争でヒトビトのバラツキは進行している。だから、世界史的な流れは実感しにくい。
  高い授業料だが、これを支払いながら、世界の文化史は深いところでに前に進んでいると100パーセント確信している。

  自分の目の黒いうちに身の回りでそれを実感できるかは分らないが、若いヒトは辛抱すれば必ずいい日が来るだろうと、体が感じている。

(ここでほらの吹きついでに)テレビが伝える混迷振りは(うたかたの夢)か子供の(ごっこ遊び)のようなものでテレビや新聞で上っ面を大袈裟に報道する事もない。

背景や根っこや上から見えない底流のニュースをしっかり伝えればいいのに!どこを見てる!!

  

   

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今日こそクレーターが見えそう

世界の混迷をよそに、東京は朝から3週間ぶりぐらいの青空。この調子だと今夜は月が見られそう。
       格別の月が見られそう。
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辞任の2つの意味

福田首相の辞任を、【政権の投げ出し】との見方もあるが、もう一つ呆れて【付き合っていられない】の意味もあったのではないか。

   7月末の急な内閣改造時に異変を感じ、緊急経済総合対策の発表の時の閣僚の雰囲気は異常だった。(勝手な想像だが)辞任の気持ちも分らないわけではないが、辞任の言葉に潔さは感じなかった。一言、国政空白の謝罪の言葉は欲しかった

  。ある意味で政治以上の影響力で行き詰まりに拍車をかけ誘導してきた各メディアも、どんな形でもいいから一言あってしかるべきではないか。今日もどのメディアも、鉄面皮でニュース報道したり、やずうずうしく元気にワイドショウをやっている。

地球的にはちょっと恥ずかしい話。

       

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混迷の到達点

世界や日本がニッチモサッチモ行かなくなるだろうことは3年前、このブログに書いた。経済の行き詰まりと言う形で誰の目にも見えるようになるはずと書いた。深刻さはやってくる速さも規模も予測以上だった。 昨日は地球への視座の欠落を原因と書いたが、行き詰まりの深刻さは今言われてる経済成長を取り戻す余力を既に失っているところまできている。例えば政府は経済対策でお金を注入しようとしているが、どこからお金を持ってこようとこのこと自体が、経済成長のマイナス要因になる。手を打つお金はどこにもない。税金にしろ、国債にしろ、埋蔵金にしろ、やたらお金を生み出して、経済成長を図かって失敗した例は日本も世界もアメリカも目の前に一杯転がってるのにな、それでも懲りないで続けようとしている。今、やらなければならない事、やれる事はこれとは全く違う。
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混迷

世の中はノーブレーキで暴走しているようにも見える一方、その暴走する力が弱ってきているようにも感じる。
  温暖化、景気、政治のどれをとっても騒ぐほど、事態は反応しない

  世界経済の中心的なアメリカも、昨年来、金利引き下げ、税金の還付、実質的な公的資金の投入など、すばやくあれこれ手を打ってきた。しかし世界経済はおろかアメリカ経済そのものの後退すらをくいと止められず、見通しも立たないでいる。
  世界第2の経済大国の日本は、打つ手に欠き、これから始まる国会で政治決戦をかけて総合経済対策を議論するが、いずれにしても、効果どころか、経済をさらに悪化させるだろうと危惧している。
  これまでの経済対策でここまで経済の体力を落とし膨大な借金を抱えても、仕組みを変えず、相変わらずお金を注ぎ込む。
 
   確かに、これまで同様、一定の時間がたてば、政治やメディアが言う【景気回復】に向かうだろう。しかし、それは世界的にも言われた【好景気】が庶民の経済とは無関係どころか、今いえることだが、好景気と、はやし立てている間に実際は世界も日本も経済の体力を損ねてきて、今日に至っている。
  要するに次の経済構造に転換すれば、見かけの経済は上向く。
  日本の経済が立ち直る?間に、日本が世界に誇って来た国民の貯蓄がどれだけ目減りするかを計算するといい。
  1年前、およそ1500兆円あった貯蓄はこの間かなり目減りしてきた。 
  このインフレ下で、ほとんど金利が付かないのだから、名目は変わらなくても実質の目減りは、公が公に出来ないぐらい大きいはずだ。景気の立ち直り上昇は貨幣価値を下げる事を意味することになると考えている。
 
  政府発表の消費者物価上昇率は年間2パーセントそこそこだが、食料など日常生活に必要な必需品の物価上昇率はそれどころではないから、実質の貯蓄はかなり減ずるはずである。  今、臨時ニュースで首相の辞任が伝えられた。  政治が騒ぐほど問題は解決に向かわないと上に書いたばかりで、残念。  前首相も現首相も辞任の本当の所は明言しないだろう。  政局等の問題ではなく、政治に課せられた根深さと問題の大きさにぶち当たっ たからだろうと、私は考えている。  

    世界も日本も地球を視座に備えない限り、内外の問題の本質はは見えないし、  根本的に解決には向かわないから、内閣を変えようと選挙で政権を変えようと、結局は、同じような事を繰り返す事になる。  
   敢て言うが、これは日本だけでなく、アメリカも世界も全く同じで、政党政派や政治力学の問題ではなく、視座の問題。  
  
   (世界のトップは勿論、どんな分野のリーダーでもいいから)
   地球は視座を備えた話が出るのを待っているだけ
 

   

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