14日㈮、議会が始まると2日+土日祝の「議案熟読」と呼ばれる期間があって、議会は休会となる。
来週月曜日の代表質問から議会が再開されると3月下旬まで連日、京都に行かなければならない。そのため、少しでも「げんたろう新聞」を配っておこうと、今日は午前、午後と新聞配りに。多田町、宮代町、大島町、井倉新町団地、上野団地などを歩いた。
井倉新町団地ではたまたま知り合いの方がおられて、「団地ぐらいなら配らせてもらう」と言ってもらった。
数部をご近所にというのでも構いませんので、ご協力いただける方があれば、ぜひお声がけ下さい。多くの方の手を経ることで「新聞」はより暖かい温もりを持つのだと思っています。
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四方源太郎事務所 ☎0773-43-1001
昨夏から米不足で米価が値上がりし、政府が備蓄米の放出を行うという。
※参考:政府、備蓄米21万トン放出と表明 3月末には店頭に並ぶ見通し(朝日新聞)
そもそも米不足の原因は政府の米政策、農業政策の失敗にあると考える。備蓄米を緊急的に放出することはやむを得ないが、根本原因を反省し農政の見直しを行わない限り、今後も米不足やもっと厳しい食糧危機が必ず私たちの身近に迫ってくるだろう。
米や野菜の供給を農家・農村の「善意」に頼り、人件費などを考えずに安価で供給されてきたことに安住し、さらに減反や転作奨励を進め、資材の高騰や耕作放棄地、鳥獣被害を放置し、自動車や電化製品の輸出を広げるための取引材料として、外国産の農産物や牛肉、木材等の輸入を広げてきた結果が今の有様である。
今月発行の「げんたろう新聞」では「農業の担い手確保」のことを1・2面で取り上げており、数年前から綾部での農業事業に取り組んでいただいている㈱足立製作所の足立弘社長の言葉「…工場拡張が従業員の幸せにつながるのかも疑問だ。米や野菜の値段が高騰している今、食べ物を確保する方が従業員を守ることになるのではないだろうか?…」なども掲載している。
戦後日本の農村はどんどん過疎化し、都市はどんどん過密化していった。
日本人は「土地」を捨て、マンションという「空間」を財産とするようになった。そんな空虚な時代がいつまでも続くのだろうか?
「米公方」と呼ばれた江戸幕府の八代将軍・徳川吉宗は庶民のために米価を下げることに頭を悩ませたのではなく、武士のために米価を上げる(維持する)ことに尽力した。当時の武士の収入は米であり、米価が安定することは武士の収入の安定化にもつながったからだ。
米は日本人の食生活にとって無くてはならないものなので、大きな問題になっているのだろうが、昨今、様々なものが値上げされている中で米が高くなっていることは許容してもらい、高くなった分は中間業者だけを潤おわせるのではなく、農家に還元されることが重要だと思う。