四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

府立高校の体育館空調は3年を目標に整備

2025年02月26日 | 京都府議会

25日㈫今日から予算特別委員会の書面審査で、各部局への質問が始まった。予算特別委員会には半数の府議が所属するが、私は2年ぶり。

 午後まず総務部の書面審査。さすがに4期となり、若手の皆さんに時間を譲るため、質問はなし。夜は京都泊まりで、久しぶりの情報交換。

 

26日㈬10時から総合政策環境部(環境部門)の書面審査に出席。

 午後教育委員会の書面審査で、ここでは質問した。

 まずは「府立高校の体育館空調の整備」について。令和7年度には1億6千万円の予算(2千万が国庫支出金、残りは起債)で、特別支援学校2校の体育館にGHP(ガスヒートポンプ)の空調を設置することになっている。

 LPガスでの空調整備は災害時のことを考えても、ランニングコストを考えてもメリットがあり、LPガス協会との勉強会を重ねて、以前から委員会等で要望していたため、今回GHPを採用していただけたことはありがたい。

 

 まずはモデル的に特別支援学校2校を整備するとのことだが、早く全ての府立高校の体育館に空調を整備することが望まれている。

 「総額いくらかかるのか?」と質問すると、「細かくは計算できていないが、ざっと30~60億円ではないか」という管理課長の答弁があったので、「何年で、全ての府立高校に整備する計画か?」とさらに質問したところ、「教育委員会としては、3年程度での整備完了を目指している」という答えだった。

 学校では熱中症を心配しておられるし、地震等の災害の際には体育館は避難所ともなるので、こういうことには積極的に起債して早くやることが重要だ。

 我々議員も財政課にプッシュしていかなければならない。

 今回は文科省の「空調設備整備臨時特例交付金」(100%起債充当、50%を交付税措置)を活用するので特別支援学校に限定されているが、総務省の「緊急防災・減災事業債」(100%起債充当、70%を交付税措置)など、「他にも有利な起債をする方法も考えて、早期に整備してほしい」と強く要望した。

 もう一点は「高校入試制度」について。

 2年後から新制度になり、前期試験でほぼ全ての合格者を決めることになるので、受験生にとってはその方が良いだろうと高く評価している。

 一方、最近の私学無償化のこともあって私学志願者が増えており、今年は私学専願でも不合格になったという話を聞いたので、「私学にはそれぞれの経営事情があるだろうから、今後は公立が全ての生徒を受けるという姿勢で取り組んでほしい。学力に課題があって私学専願でも不合格となった子に定時制か通信制しかないというのではなく、清明高校(北区)や清新高校(京丹後市)のような単位制の高校、もしくは単位制コース等を中丹地区の通いやすいところに新設してほしい」と要望した。

 

 また、「綾部高校のスポーツ総合専攻は今年人気があり、40人定員に約60名の志願者があった。その20人を不合格にするのはもったいない。綾部高校の他の学科や他の中丹の高校が定員割れしているならば、その人数をスポーツ総合専攻に回すなどして、子ども達がせっかくスポーツをやりたい!と思って志願する気持ちを大切にしてほしい」と求めた。

 「それは難しい」という答弁だったが、「難しいことに取り組むのが仕事だ」と意見した。子どもが「問題が難しい」と言って来たら、京都府では「難しいから諦めなさい」と言うのだろうか?

 勉強が苦手でも、スポーツが好きな子はスポーツ総合専攻で体と心を鍛えて、人生を切り拓く力をつけるのも良いと思うし、そのことで地元就職する若者を増やすことにもつなげられるのではないかと思う。

 中丹地区では、綾部高校と西舞鶴高校の人気が高い。これは「学校に通いやすい」という立地も影響していると思う。

 定数を単純に人口比で減らすのではなく、志願者数も加味して、人気のある学校の定数はむしろ増やすことも考えてほしいと述べた。

 また、綾部高校のスポーツ総合専攻を充実させるためには、綾部高校の体育教師の枠を増やすべきではないかとも提案した。

 

 夜は京都泊まり。

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