夕方、市長の退庁式があり、妻と三人の子どもを連れて、市役所前に行った。
3期12年。強固な意志を貫き、市の財政再建を成し遂げたことは、将来に残る大きな功績だったと思う。
中東和平プロジェクトや水源の里事業など、常に口にしていた“人類皆兄弟”を体現した施策が、市民の皆様に高く評価していただけたことは、息子としても本当に嬉しい。
これからも健康で、楽しく、自らの理想を追い求めて活動してくれるものと期待している。
本当にお疲れ様でした。市民の皆様、市議会の皆様、市職員の皆様には大変お世話になり、本当にありがとうございました。
12年前に幼稚園児だった女の子が立派な高校生に成長し、その時の写真を持って、ねぎらいの花束を渡してくれた。
12年という年月は大きなものだ。僕は結婚もしていなかったが、今では3人の子どもの父親になった。
夕方、会社に来訪者があった。「自民党のポスターが欲しいんですが…」と電話して訪ねて来てくれたのは中学3年生の男の子だった。
昨年の衆院選のころから、政治に興味を持ち、「民主党はダメ」と自民党を熱烈に支持してくれているそうだ。
あれだけマスコミが自民党叩きをしていたのに、実に正確に情報をつかみ、「今日も自民党本部のホームページを見ていましたから」と僕の知らないようなことまで教えてくれた。
「友達にも話をしています。友達も民主党ではダメだと言ってます。次の参院選で自民党は勝てますか?」と訊かれ、なんとか自民党も頑張らなければいけないなと決意した。
『四方市長が若者に語る』という講座(3回連続)を7年ほど前にNEXTで開催したことがある。
その講義の冒頭で、「世界はきみたちのものであり、また、われわれのものである。しかし、結局はきみたちのものである」という毛沢東の言葉が紹介された。
自民党にも、新しい芽吹きが生まれつつある。
純粋に社会を見ている子ども達に希望を持たせられるのは、やはり愚直で誠実な政治だ。子どもの期待に、大人が真っ直ぐに応えられる社会を創造していかなければならない。
もうすぐ立春。春が来る。