四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

共産党のビラ

2018年08月22日 | 選挙

 綾部市議選。連日、朝から街宣車に同乗し、夜は演説会で応援弁士という日々を送っている。

 選挙公報も配られ、各候補の主張も掲載されている。

 共産党は相変わらず、党のビラを配布して、事実でないことを書いている。

「自民党と市長与党は、改憲・原発再稼働…に賛成し、くらし・福祉の切り捨てに何でも賛成です」

「市長に何でも賛成の議員ばかりでよいのかが問われています」と…そんなことはない。

 市長はじめ市の幹部職員の皆さん「市長の言うことに何でも賛成の議員ばかりなら、どんなに楽だろう」と苦笑しておられるのではないかと思う。

 

 原発に関しても「反対、反対」とビラに書く割に、直接の当事者である関西電力や経産省、原子力規制庁に意見を言う機会には、なぜか発言されない。

 昨年10月、大飯原発に関する住民説明会中上林の観光センターで開催され、私も出席した。

 出席していた資源エネルギー庁や原子力規制庁の役人、また関西電力の役員に対して、私は真っ先に質問の手を挙げた。

「現状の国や関電の対応では、綾部市民とくに上林住民に対して納得のいく説明ができない。この状態なら原発を認めるわけにはいかないし、老朽原発しかない状態で、あと数年しか原子力発電に未来はない。国もそれは分かっているので、次のエネルギー源を見つけているはずでしょう。私は代替電源としてはガス火力発電あたりが当面、最も現実的ではないかと考えそれを支持しているが、もっと納得いく説明をすべきだ」と述べた。

 私に続いて地元の方が何人も手を挙げられ、場は紛糾し、いろいろな質問や意見が出された。

 じゃあ、日ごろ「原発反対!」と言っている共産党の議員がどう言われるのか?会場を見渡したが、どこにも見当たらず参加しておられなかった。衆院選の最中であったので選挙運動に忙しかったのかもしれない。

 それ以前にも、川糸町の教育相談センターであった高浜原発の住民説明会にも私は出席しており、目の前の席に共産党市議がおられたので、どう発言されるのかな?と見ていたが、ここでも何ら質問をされることなく、ただただ国の説明を聞いておられるだけだった。

 ビラに書くだけなら誰でもできる。空虚なビラが撒かれ、それを信じてもいっこうにそうならない。政治への不信感は高まるが、悪いのは「安倍自民党」で何でも済ませてしまう。思考がそこでストップしている。

 昨年の衆院選で、自民党綾部支部は党の決定に反したと言われ、役員が府連から処分を受けた。自民党綾部支部は異論を恐れずに自分の考えを持ち、自らの信念に従って行動している。

 共産党の中央指導部からの指令に対して、何も考えずに従う方々より、自分たちの意見を持ち言いたいことを発言できる議員や政党でなければ「市民に身近な政治」など、できるはずがないと思うのだが…。


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