半弊社の運賃箱は、投入金額が少ないと「プップップッ…」と教えてくれるのだが… それがまた早いこと早いこと! お客様が100円玉2枚を運賃投入口へ入れる場合… 2枚ほぼ同時に「カラカラァ~ン!」と入れた場合は問題ないのだが、ほんの少しだけ2枚のタイミングがずれて「カラン、カラァ~ン!」となっただけなのに「プップップッ…」と警告するのである。それは、いくらなんでも早過ぎるだろう… お客様に失礼なんでないかい?(もっとも、お客様は誰一人として振り返らないからいいけれど…)
以前ここに書いた「アイドリングストップ機能の調子が悪いのか!?」と思わせるバスと再会したのだが… 今回も相変わらずの“気まぐれ振り”だった。
前方の信号が赤になり、普通にブレーキペダルだけ踏んで減速して… 最初は、バスが停止すると同時に「プスン!」とアイドリングストップしていた。しかし、その内にバスが停止してもアイドリングストップしなくなり… と思っていたら、数秒から十数秒後に突然「プスン!」となることが多くなった。それならば、あらかじめエンジンを止めておこうと思ったのだが…
バスが停止していてエンジンがかかっている時に、左足で「カチッ」と“エンジン始動ペダル”を踏んでやればエンジンが止まるはずなのに… なぜか止まってくれなかった。「カチッ… カチッ…」と何度踏んでも言うことを聞いてくれなかった。私は「まったく… こっちが下手に出てれば付け上がりやがってぇ~」と思って、「ガチンッ!」と勢いよくペダルを踏んだら「プスン!」と止まった。が、そのやり方で効果があったのは、それ一回きりであった…
仕方がないので、それ以後は「変な時にアイドリングストップしませんように!」と祈りながら、信号が変わるのを待つしかなかった。そして、ある交差点の信号が赤から青になり、私は右足をブレーキペダルから離し… オートマチックのバスはほんの少し動き出し… 私が右足をアクセルペダルに… と、その瞬間「プスン!」とやってくれたのだ。“マジ・エンスト”のような見事なタイミング… 完全に私の負けです。もう、この気まぐれバスには逆らえません。