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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

大丈夫ですか?

2009年12月11日 22時55分43秒 | バス運転士

私は、教習期間中に覚えた路線およびバス停を、系統別にまとめたノートを持っている。さすがに「もう大丈夫だろう」と思うのだが、何があるか分からない(自分を信用していない)ので、そのノートを“お守り”として運転席の窓に置いている。

夜8時ちょっと前、某駅の乗り場には誰もいなかったが、早めにバスを着けて待つことにした。私は“お守りノート”を出して、これから走る路線のページを探していた… と、そこへ一人の若い男性が乗ってきて「大丈夫ですか?」と言ったのである。私は「はい、大丈夫ですよ」と答えた。

彼が「大丈夫?」と言ったのは、「もう、乗ってもいいか?」という意味だと思うのだが… まさか「そんなノートを見ていて、路線を間違えないですよねぇ?」って意味だったのか??? いやぁ… ハハハ…


息子ぐらいの先輩

2009年12月11日 00時32分24秒 | バス運転士

夜、私が「××時5分発○○行き、発車します」と車外案内をして、某駅を発車しようとしたその時、通路に立っていた少年が不思議そうな顔をして、運転席の横までやってきた。私は「乗るバスを間違えたのかな?」と思って、「何処まで行かれるの?」と尋ねた。すると「△△です」と答えたので、私が「バスを間違えたわけではないのかぁ…」と思っていると、彼が「このバス、8分発じゃないんですか?」と言ったのである。

この地域及びバス路線に関しては、間違いなく私の方が“新人”なので、“先輩”からそんなことを言われたら「ドキッ」とするではないか!

私が二度三度と運行カードと時計を確認していると、彼は「バスの時刻が変わったんですか?」と言った。以前がどうだったか知らない私は「多分、変わってないと思いますよ。最近は…」と答えるのが精一杯だったが、5分発で間違いなかったのでバスを発車させた。

しばらくして、彼は「あぁ、8分は一時間後か…」と小声で呟いていた。先輩、お願いですからドキッとさせないで下さいよぉ~!