先日の朝、途中のバス停から数名の乗車があり、一人のお婆さんが「一日乗車券ある?」と言った。私が「はい、ありがとうございます」と言いながらカードを出そうとしたところで、お婆さんが「一万円なんだけど… お釣りある? ないよねぇ…」と言った。私はカバンの中身を思い出しながら「えぇ~っと… 大丈夫ですよ」と答えた。が、そこで私の中にちょっとだけ焦りが生じた。
さらに、私がお釣りを用意し始めたところで、お婆さんが「土日のアレも2枚ちょうだい。それと一日乗車券も2枚ね」と言った。私は「2枚ずつですね」と言いながらカードを用意して… そこでさらに焦りが生じた。
そして、最後にお釣りの6100円を渡してから、私はバスを発車させた。が、すぐにお釣りの間違いに気付き、「あ、すいません。もう1000円お釣りです」と言って、お婆さんを呼び戻して手渡した。ふぅ~、危なかった…
テレビのクイズ番組を見ていて、「タレントの××は、あんな問題も分からないのか?」と思うことがあるけれど… “制限時間がある場合”には「(知っているのに)焦って出てこない!」という気持ちが分かったような気がした。