ある交差点で信号待ちをしていると、一人のおばさんが歩いて来て… それを見た私は「まさかトランシーバー!?」と思ってしまった。
そのおばさんは右手に携帯電話を持っていたのだが、画面部分で自分の右目が隠れてしまうくらい前方に構えて話していたのである。もちろん、そのままでは相手の声が聞こえない。
すると、今度は相手の話を聞き始めたのか、携帯電話をしっかりと耳に当てて… しかし、今度は文字盤部分が右目の横にくるくらいの構えで… もちろん、そのままでは自分の声が入らないので、自分が話す時には再び前の構えに戻して… それを繰り返していたのである。
子供の頃… おもちゃのトランシーバーを使う時、私もそのおばさんがやっているように構えて話していた記憶があるのだが… 携帯電話ではそんなことしなくても…
もしも、そのおばさんの顔が大仏様くらい大きかったら、小さな携帯電話をそのように(口と耳へ交互に)構えるしかないとは思うけれど… 普通の大きさでしたからねぇ… あ、おばさんも私に言われたくないか…