先日、ある路線を走っていたところ、すれ違ったバスの運転士の様子がどこか変だった。もちろん“挨拶禁止”ということで、手を挙げなかったのだけれど… ただ何となく様子が…
すると、そこから二つ目のバス停で車椅子の乗客が待っていた。そう、ちょっと前に私がお叱りを受けた“あの人”である。しかし、さすがに今回はボケの私も順番通りに乗車扱いすることができた。前回は「やること(乗車の順序)もやらんで注意する(携帯電話の使用)とはどういうことだ!」とか「松井くん、いい加減にしとかないかんぞ!」とか言われていたので、私は「やることをキッチリやった今回、もしも電話を掛けようものなら前回以上に厳しく注意するぞ!」と思っていたのだが… 何事もなく、その人の目的地に到着してしまった。
そこで私が降車のためにスロープを出していたら、意外にもその人から「運転席で何かピィーって鳴ってるよぉ~」と声を掛けられたのである。驚いた私は「あ、あぁ… (細かい説明をしている時間はないから…)シートベルトを外すと鳴るんですよ。すべてのバスではありませんが…」と答えた。するとその人は「今はマイカーにもいろんな装置が付いとるけど、よく分からんもんもあるでなぁ~」と言ったので、私は「えぇ… ちょっと鬱陶しく思うものもありますね」と答えた。
う~む、意外な展開… 今後、もっと“火花が散る関係”になるかと思ったのだが… ほとんどの乗客が何も言わない中で、あんなに気軽に声を掛けられてしまうと… 次回、もしもその人が車内で電話を掛けたらどうしよう!? もちろん注意しなければならないのだが、私としては心情的にねぇ… しかし、そんな私の気持ちとは無関係に「電話して何が悪い!」と言い争いになって… 結局、そこで“火花が散る関係”が構築されたりしてね。ハハハ…