某駅から二十数名の乗車があり、その中には外人さん親子の姿もあった。お母さんと二人の娘さんのようだったが、普通に黙って乗ってきた。座ってからは、母国語と思われる言葉で何やら会話をしていた。まぁ、そのような光景はよくあることで…
ところが、その親子がバスを降りる時、二人の子供たちが日本語で「ありがとう」を二度三度と繰り返していたのである。最初は気付かなかった私だが、すぐに(慌てて)その子たちに向けて「ありがとうございました」を繰り返した。
乗ってきた時も、乗っている時も、そんな素振りさえなかったのに… ちょっと驚いた。と、同時に嬉しかった。