バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

もう3秒だけ早ければ…

2010年09月22日 23時52分07秒 | バス運転士

夕方、終点(某駅)の一つ手前のバス停に接近しつつ「誰もいないし、通過だな」と思っていたら、バス停の陰で見えなかったベンチに男性が腰掛けていて… ちょうど煙草に火を着けるところだった。

それを見た私は、アクセルを緩めながら「乗客なのか? ただ休憩しているだけなのか? あるいは…」と迷った。実際に“ただバス停で休憩しているだけ”という人に時々遭遇するからである。そして、そのような場合… 慌ててベンチから立ち去る人もいれば、知らぁ~ん顔して座っている人もいる。

今回の私は「多分、乗客ではないだろう」と思いながらもバスを止めて扉を開けた。すると、私の予想に反して、男性は慌てて煙草を捨てて「いくらですか?」と言いながら乗ってきたのである。

もう少し… せめて3秒だけでも早く私のバスが到着していれば、その男性は煙草を損しなくて済んだのに… その煙草が来月から値上げされるようですが、今後も同じように捨てられるのか、もったいないと思うのか…???