バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

定期券から妄想の世界へ

2010年09月28日 19時01分17秒 | バス運転士

通勤通学の時間帯は、定期券の使用が多い。その中には、見せ方が中途半端な人もいるけれど、「たまたまそのように持ってしまったのだろう」と思っている。しかし、まったく券面を見せない場合は、さすがに止めてみるのだが… これが不正でも何でもなかったりする。

また、見せられたものが、定期券ではなくて“某店のポイントカード”や“飼い犬の写真”などの場合もある。明らかに悪気はないと分かるのだが、「すいません…」と声を掛ける。

そんな時、なぜか不愉快そうに「ほれっ!」と言わんばかりに定期券を見せる奴もいるけれど… 普通は「あらやだぁ~!」と照れ笑いを浮かべながら定期券を見せてくれるので、私は「ありがとうございます」と言う。精一杯の“オッサンの微笑”を浮かべながら…

そこで、笑顔の素敵なおばさん(と言っても私よりも年下だろうが…)に「独身ですか?」なんて聞けるはずもなく…(そんな勇気があれば、とっくに結婚してるわな!) もしも私に石田純一が乗り移って聞けたとしても、「運転士が仕事中に乗客をナンパしていた!」という苦情の電話やメールが、本人からではなく“ただ見ていた人たち”から殺到するに違いない。

ということで、誰か“逆ナン”してくれないかなぁ~? それならば、苦情にはならないでしょう!? しかし… 返答が難しい。キッパリ断ってしまうと、それっきりになってしまうだろうし… 二つ返事でOKすると、それはそれで苦情になりそうだし… と、またどうでもよい妄想の世界に浸る私であった…