バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ここで降りなきゃ…

2010年09月14日 22時38分21秒 | バス運転士

某駅の発車時刻になったところへ、一人のおばさんがやって来た。そして「○○病院は行かないよね?」と言ったので、私は「いいえ、行きますよ。△△の近くですよねぇ?」と答えた。すると「ホント!? 助かったぁ~。聞いて良かった…」と言いながら、おばさんはバスに乗った。

いよいよ次は“○○病院停”となり、「ピィーッ!」と降車ブザーが鳴り、バスはバス停に止まり… 私は扉を開けた。が、なぜか一人のお爺さんが降りただけだった。

私は「あれ? おばさんは… “本当の目的地は、尋ねたバス停の次!”というよくあるパターンなのかな?」と思いながら車内ミラーを見た。すると、おばさんが「○○病院はここで降りるの?」と言ったので、私は「はぁ… そうですが…」と力無く答えた。

○○病院へ行くのに、○○病院停で降りずにどうする… の… か… あぁ~! その先に“○○病院正門前”とか“○○病院第一病棟前”などのバス停があると思ったのかもしれないなぁ…