行き先が同じでも、経由が違うバス路線を担当する時は何度も確認している。出発する前はもちろん、途中のバス停や信号待ちなどで… 運行カードを見ながら「今回はこっちを走るんだぞ!」と自分に言い聞かせている。
始発地点の某駅で乗って来たお爺さんが「このバスは○○停へ行く?」と言ったので、私は運行カードを見ながら「えぇ、行きますよ」と答えた。さらに「このバスは△△の交差点をまっすぐ行かずに、左へ曲がったところにバス停がありますが…」と答えた。お爺さんは「あぁ、ええよ。ありがとう」と言った。
約20分後、あるバス停を発車しようとしたところで、乗っていたお婆さんが運転席の横までやって来て「このバスは☆☆停へ行きますか?」と言った。私は「はい、行きますよ」と即答した。次のバス停で一人のおばさんが降りて、私は後続車が途切れるのを待ってから発車… と思ったが、その先の信号が赤になっており、バス停のすぐ前まで信号待ちの車で埋まってしまっていた。
が、そこで私は“自分のボケ”に気が付いて、お婆さんに「あ、すいません。私が勘違いしてました。このバスは右へ曲がってしまうので、☆☆停には行かないんですよぉ… 申し訳ございません」と謝罪した。するとお婆さんは「じゃあ、降ろしてもらえる?」と言って降りたのだが… 次のバスを待つことなく、そのまま真っ直ぐ歩いて行ってしまった。確かに☆☆停はすぐ次だから、歩けないことはないんだけど…
始発地点の某駅で聞かれた時には、きちんと確認して返答して… バス停の位置まで話しているのに… また、経由についても、途中で何度も確認していたのに… なぜか、その時は確認せずに「行きますよ」などと言ってしまって… 駄目だ、駄目だ。自分が何かやっている(やろうとしている)時に予想外のことがあると… 本当に気を付けないと…!!!