今朝は「お客さんがとても少ないよ」と聞いていた路線を担当した。実際に何往復か走ってみたのだが… 本当に少なかった。通勤時間帯にもかかわらず、某駅まで乗った人は3~4名… 逆に某駅から乗った人は0~1名であった。
そんな路線なので、途中のバス停で待っている人もほとんどおらず、歩道を歩いている人も少ない。それなのに… あるバス停に接近して行くと、歩道を走って来る女性を発見した。
私は「今、彼女はチラッとこっちを見たし… あの必死に走る姿は… 間違いなく乗客だ!」と思って、バス停で止まって扉を開けたのだが… 彼女はそのままバスの後方へ走り去ってしまった。う~む… 自宅から出てきて、近くの月極駐車場へ向かっていたのだろうか…???
それから約30分後、今度は逆方向へ走っていた。あるバス停で一人のおばさんが降りて、私は扉を閉めて発車… と思ったら、前方から一人のお婆さんが歩いて来ているのに気が付いた。
私は「今、目と目が合ったような… それで少し早歩きになったような… ひょっとして乗客だろうか?」と迷っていた。と、その時! お婆さんが懐に手を入れて何かを出そうとしたのである。私は「きっとフリーパスを出そうとしているに違いない! 乗客だ!!」と確信して、バスの扉を開けたのだが… お婆さんに素通りされてしまった。う~む… あの手は何だったのだろうか…???