バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

マラソン大会とバス路線(前編)

2010年11月24日 23時48分08秒 | バス運転士

昨日の朝6時過ぎ、出勤した私に対して「お待ちしておりました」と上司が言った。何事かと思ったら、私の担当コースに“シティマラソンの影響で短縮される路線”が含まれていたのである。その上司は「今日はラッキーだね。ちょっとだけ楽できるよ。終点のA駅まで行かなくていいから! 某所発×時×分と※時※分の2本は、二つ手前の○○停が終点になるから…」などと説明をしてくれた。

さらに「もしも乗客から“(○○停よりも先のB駅まで行って)電車に乗るつもりだった”と言われたら、回送でC駅まで乗せて行ってあげて下さい。何も言われなければ、その必要はありません」と… それを聞いた私は「先に好みのタイプの人が大人しく降りて行ってしまい、その後で嫌いなタイプの人が図々しく“乗せてって!”と言ってきたら… そういう状況になるのはイヤだなぁ~!」と答えた。

マラソンの影響を受ける時間帯に、その路線が短縮されるのは4本だけ… その内の2本が私のバスということで、私は「二回も楽させてもらって悪いなぁ~」と思っていたのだが… そんな甘い話はどこにもなかった。マラソンで通行規制されているということは、周辺の道路は大渋滞するということで… 通常は片道15分程度の路線で、40分も遅れてしまったのである。当然、次の発車もその次の発車も間に合うわけがなく、“「もう、好きにして!」状態”の私であった…

問題の“C駅行き”についても、やはり「B駅まで行かないの!?」と言うお爺さんがいたので、私の方から「もしも電車に乗り換えられるならば、回送でC駅まで行くので乗っていて下さい」と言った。が、バスが40分も遅れるならば、歩いた方が早かったに違いない… しかし、私も初めてのことで、まさかそんなに遅れるなんて思わなかったからなぁ…

折り返し、○○停から某所へ向かっている途中、反対側のバス停で“私のバスとバス停を交互に見ている”二人のおじさんがいた。そりゃそうだろう、来るはずのバスが来ない(ここにいる!)のだから… 乗客ゼロで気楽だった私は、窓を開けて「A駅行きのバスですか? このバスがそうなんですけど、マラソンの影響で30分以上も遅れているんですよ。C駅へ行かれた方がいいと思います」と声を掛けた。おじさんは「ありがとう!」と言ってC駅へ向かって歩き始めたようだった。(つづく)